お魚四季回遊 夏
夏
タチウオ 旬 夏(6月から8月)
漁法
底びき網、釣り、定置網
主漁場
紀伊水道等
食べ方
刺身、塩焼き、煮付け、唐揚げ、干物
特徴
平成14年まで連続11年漁獲量日本一。有田地方で多獲。鮮度のよいものは魚体の銀白色が鮮やか。白身で脂がのっている割には淡泊であるため、煮る、焼く、揚げる、蒸す等の和食の他、中華料理やフランス料理の食材としても活用できる。銀白色に輝く扁平した細長い魚体が「太刀」を連想させることが魚種名の一因。
ハモ 旬 夏(6月から7月)
漁法
底びき網、延縄
主漁場
紀伊水道等
食べ方
湯引き、照焼、鍋物、フライ、椀種
特徴
関西では夏の代表魚。梅雨の水を飲まないと美味くならないと言われる。祇園祭や天神祭には欠かせない。白身で美味だが小骨が多いため骨きりが必要。夜行性で、歯が鋭く強いため、「はむ」から転化し魚種名がハモになったとも言われている。
マアジ 旬 夏(7月から8月)
漁法
まき網、釣り、定置網
主漁場
紀伊水道およびその周辺海域等
食べ方
刺身、寿司、塩焼き、煮付け、酢の物、唐揚げ、干物
特徴
キス(シロギス)旬 夏(6月から8月)
漁法
刺網、底びき網
主漁場
和歌浦湾、湯浅湾等
食べ方
刺身、塩焼き、天ぷら、フライ、すし、干物
特徴
アユ 旬 夏(6月から8月)
アユの甘露煮
漁法
釣り(友釣り、転がし)、投網
主漁場
県内河川
食べ方
塩焼き、寿司、素焼干
特徴
川魚の女王。美味で独特の香りを持つため「香魚」とも書く。1年魚で、秋に河口で産卵し、孵化したものは海に流下し、冬の間海で成長し、春に川を遡上する。川では川底のコケを食べ成長。友釣りは、ナワバリをもつアユの習性を利用した日本独特の釣り方。紀北地方には焼いたアユの甘露煮を利用した寿司がある。紀南地方では、なれずしにも利用。県内では養殖も盛ん。
アワビ、トコブシ 旬 夏(6月から8月)
漁法
素潜り
主漁場
加太瀬戸、日高町月から熊野灘地先海域等
食べ方
刺身、煮付け、焼き物
特徴
アワビ、トコブシとも美味。巻き貝の一種。県内ではアワビ3種、トコブシ1種が知られている。アワビに比べトコブシは小型。殻に開いた穴の数で区別できる(アワビ3個から4個、トコブシ6個から8個)。
スルメイカ 旬 夏(6月から8月)
漁法
イカ釣り、定置網
主漁場
すさみ町月から熊野灘海域等
食べ方
刺身、天ぷら、干物
特徴
食用イカの代表種。寿命は1年。全国的には、夜間、光で集めて釣ることが主であるが、県内のすさみでは、昼間、釣りで漁獲される。また、定置網での漁獲も多い。すさみでは、漁協がはがきに加工したスルメールを開発。