赤ちゃんの聴覚検査について
赤ちゃんの聴覚検査をご存じですか
保護者の皆様へ
赤ちゃんの耳の「きこえ」は、音を聞くことのほかに、ことばの育ちにも大きな関わりがあります。
生まれた赤ちゃんの健やかな成長を見守るとき、「聞こえる」ということは当たり前のようにとらえられ、「聞こえにくい」ということは考えもしないことかもしれません。
しかし、赤ちゃんの1,000人に1人程度は、生まれつき聞こえにくい障害(難聴)を持つと言われています。
これを早く発見して、適切な援助につなげることは、赤ちゃんのことばと心の成長のために大切なことです。
早く発見すれば、適切な治療や療育指導等を受けることで、ことばの遅れなど、日常生活への影響を小さくすることができます。
近年では、生まれて間もない赤ちゃんの「きこえの検査」ができる機器が開発されています。
これは、赤ちゃんが眠っている時に、 小さな音(ささやき声程度)を入れた時の反応を見る検査(新生児聴覚スクリーニング検査)です。
この「きこえの検査」は、検査機器のある産婦人科等で受けることができます。
なお、検査を受ける場合、検査費用として数千円が必要となります。
費用は検査を受ける医療機関により違いますので、医療機関でご確認ください。
検査できる医療機関については、お住まいの市町村または保健所までお問い合わせください。
新生児聴覚スクリーニング検査の手引き
和歌山県では令和4年度に和歌山県新生児聴覚検査関係機関連携会議を設置し、令和5年度に本手引書を作成しました。
この手引書は、新生児聴覚スクリーニング検査をより効果のあるものにすべく、また、すべての新生児に対して新生児聴覚スクリーニング検査が実施されるよう、検査の流れを明確にし、リファー(要再検)児や保護者へのフォローアップを産科・小児科・耳鼻咽喉科・教育機関・市町村・県(保健所等関係者)がスムーズに連携できるようまとめたものです。各関係者の方々に活用していただければ幸いです。
- 手引書全文(PDF)
- 様式1 新生児聴覚検査についてのご案内(PDF)
- 様式2 新生児聴覚検査同意書兼申込書(Word形式)
- 様式3-1 新生児聴覚検査結果のお知らせ(パス)(Word形式)
- 様式3-2 新生児聴覚検査結果のお知らせ(要再検)(Word形式)
- 様式4 精密聴力検査依頼紹介状(Word形式)
- 様式5 精密聴力検査結果報告書(Word形式)
- 様式6-1 新生児聴覚検査等検査結果兼育児支援連絡票(Word形式)
- 様式6-2 新生児聴覚検査等育児支援報告書(Word形式)
- 様式7 家庭でできるきこえと言葉の発達チェックリスト(Word形式)
お子さんの耳のきこえに関するお問い合わせ先一覧
- 和歌山県立医科大学
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
和歌山市紀三井寺811番地1
TEL(073)447-2300(代表)
メール:ma332jp@wakayama-med.ac.jp - 日本赤十字社和歌山医療センター 耳鼻咽喉科
和歌山市小松原4丁目20番地
TEL(073)422-4171(代表) - きこえとことばの相談センターゆうかり
(和歌山県立和歌山ろう学校内)
和歌山市砂山南3丁目1番73号
TEL(073)424-3276(代表)
メール:warou.shien@wakayama-sd.wakayama-c.ed.jp