令和6年 地価公示に係る県公表資料
地価公示について
地価公示は、都道府県が実施する地価調査とともに地価の公的評価体系をなすもので、地価公示法に基づいて国土交通省土地鑑定委員会が、毎年1月1日を価格時点として標準地の正常な価格を判定し、公示するものです。
和歌山県では、国土交通省から提供された県内の地価データを独自に集計して公表しています。
地価公示制度及び全国の地価の動向については、国土交通省HP(外部リンク)を、各地点の価格については土地総合情報システム(国土交通省)(外部リンク)内の標準地・基準地検索システム(外部リンク)をご参照ください。
令和6年地価公示の県内の実施状況
都市計画区域の指定がある9市14町において、17名の不動産鑑定士により実施されました。
調査地点数は昨年と同じ180地点となっています。うち選定替地点が2地点、昨年からの継続地点数は176地点です。
令和6年地価公示和歌山県内結果
- 平均変動率は、全用途、住宅地、商業地のいずれも平成4年から33年連続の下落である。
- 平均変動率の下落率が、全用途、住宅地、商業地のいずれも縮小した。
- 価格上昇地点が、住宅地は昨年の12地点から20地点、商業地は昨年の12地点から21地点となった。
- 価格上昇地点があるのは、住宅地で12年連続、商業地で11年連続である。
- 和歌山市の商業地の平均変動率が、2年連続で上昇した。
1 全体
-
全用途の平均変動率は△0.6%で、平成4年から33年連続の下落である。
-
全用途の下落率は、昨年は△1.1%で3年ぶりに縮小に転じ、本年は△0.6%で2年連続で縮小した。
-
前年からの継続地点176地点のうち、価格が上昇した地点は42地点、横ばいの地点は21地点、下落した地点は113地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
-
平均変動率は△0.7%で、平成4年から33年連続の下落である。
-
下落率は、昨年の△1.2%から△0.7%となり、2年連続で縮小となった。
-
価格上昇地点は、20地点(和歌山市11、海南市1、田辺市2、岩出市1、有田川町1、白浜町1、上富田町2、串本町1)で、価格上昇地点があるのは12年連続である。
-
価格上昇地点は、和歌山市内の利便性に優れた需要の堅調な地点や津波被害の想定区域外の高台の地点及び区画整理された地域の地点である。
-
価格横ばい地点は、12地点(和歌山市6、海南市1、紀の川市2、白浜町1、上富田町1、那智勝浦町1)である。
-
上富田町の平均変動率は0.4%であり、10年連続で価格が上昇している。
(2)商業地
-
平均変動率は△0.5%で、平成4年から33年連続の下落である。
-
下落率は、昨年の△1.0%から△0.5%となり、2年連続で縮小となった。
-
価格上昇地点は、和歌山市の21地点で、価格上昇地点があるのは11年連続である。
-
価格上昇地点は、和歌山市のみで昨年の12地点から21地点に増加した。
-
価格横ばい地点は、6地点(和歌山市3、橋本市1、岩出市1、白浜町1)である。
-
和歌山市の平均変動率は、昨年0.1%で上昇に転じ、本年は0.7%で2年連続で上昇した。
(3)工業地
-
平均変動率は、昨年の△0.2%から本年は0.3%で上昇に転じた。
(4)参考(平均変動率の全国・近畿内順位)
-
都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が46位(昨年47位)、商業地が38位(昨年43位)である。
-
近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は6位(昨年6位)、商業地は6位(昨年6位)である。
その他公表資料
令和6年地価公示市町別平均価格及び対前年平均変動率(PDF形式 30キロバイト)
累積変動率及び最高価格地点の価格の推移(PDF形式 5,794キロバイト)
公示価格・変動率順位表(上位5地点)(PDF形式 3,347キロバイト)