これまでの水害対策は河川に流す流量を大きくする河川整備等の対策が主体でした。しかし、昨今の気候変動により、流域の降水量は増加し、水災害リスクは上昇傾向にあります。これまでの水害対策だけでは溢れずに流し切ることができません。

 

 

　そこで、これからの治水対策は河川が「水を流す」だけではなく地面に「水を溜める」ことにも目を向け、流域に関わるあらゆる関係者（国・県・市町・企業・住民等）が協働して水災害に備え対策を行う考え方が「流域治水」です。

　さらに、水災害を軽減するためには、河川改修や貯留施設の設置による対策だけでなく、流域のみんなで 「水を溜める」「水害に備える」意識をもって協働することが大切になります。