農村地域の防災減災対策
農村の安全・安心を確保するため、農業用ため池の改修や排水機場などの整備等に取り組んでいます。
ため池
全国には、約15万箇所の農業用ため池が存在し、このうち和歌山県には約5000箇所の農業用ため池が存在しています。
● ため池に関する法律
農業用ため池の管理及び保全に関する法律(平成31年法律第17号)
防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法(令和2年法律第56号)
● ため池改修の推進
和歌山県では平成24年度に『ため池改修加速化計画』を策定し、ため池改修をスピードアップして取り組んでいます。
ため池改修加速化計画は、堤体・取水施設・洪水吐等のため池が持つ機能・構造の全てを対象にした「全面改修」に加え、主に洪水に対する安全性の向上を目的とした洪水吐等を改修する「部分改修」を取り入れ、ため池の安全性の向上に努めています。
◇和歌山県ため池改修マップ (こちらから完成した ため池や事業中の ため池の進捗状況をご覧いただけます。)
地すべりの防止対策
地すべり防止区域において、地すべりから農地や農業施設を守ることを目的に実施します。
排水路や集水井、水抜きボーリングによって地すべりを促す誘因となる水を排除したり、地中に杭を設置し、地すべりを抑止するなどの対策を行います。
排水機能の強化
流域の開発(宅地化)が進むなど、都市化の進展に伴う流出形態の変化及び流出量の増加による農地・農業用施設等の湛水被害を防止・軽減するため、排水機能の強化を推進しています。
・和歌山平野農地防災事業所(外部リンク)