イベントレポート(平成28年度語り合い広場 「女性視点の防災講座~熊本の被災現場から考える~」)

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講座名

語り合い広場 「女性視点の防災講座~熊本の被災現場から考える~」

開催日時

平成28年11月12日(土曜日) 午後1時30分から午後3時

場所

“りぃぶる”会議室A

講師

市場美佐子さん(防災士、3W ウィメンズワッチタワー代表)

内容

熊本県出身の市場美佐子さんは、熊本地震が発生した際、まず熊本県内の親族の安否確認を行いました。

その際、福岡に住むいとこを窓口役にして、熊本県内の親族と熊本県外の親族との連絡役をしてもらい、県外の親族からの安否確認が県内の親族に一斉に集中することを防いだそうです。

このことから災害時の安否確認をどのようにするか、日頃から相談したり多様な手段を考えておくことが必要と話されました。
震災後、災害ボランティアセンターが開設されると自身も熊本に赴き支援活動をされました。

実際に活動をした一人暮らしの高齢女性の自宅では、震災により家財道具が散乱、住宅の損傷もひどく「危険判定」の赤い張り紙が玄関に貼ってあったそうです。それでも支援を依頼した女性は、避難所から帰宅して元の暮らしをしたいと家の片づけを要望していました。

被災者、中でも高齢者などは中々被災後の生活再建へ気持ちを切り替えられないため、こういった方へ寄り添う支援も重要と話されました。
グループワークでは、3日後に震災が発生すると想定し、「あと残った3日でどんな備えをするか」を話し合いました。

各グループからは食料や燃料の備蓄に加えて、「だっこ紐を備えておく」「要支援者の避難方法を考えておく」といった意見が発表されました。
市場さんは最後に、ボーイスカウトの標語にもなっている「備えよ常に」という言葉を紹介されました。

必要な備えは3つ、「心」「体」「技」の備えがあり、「心」はいつ災害がおきてもいいように心構えをしておくこと、「体」はたとえ高齢者になっても自身で避難できるように体力作りを欠かさないこと、「技」とは防災・減災の知識経験を研鑽し、そしてその技術を次世代に受け継いでいくこととお話されました。
受講後アンケートでは「防災のことを考えるいい機会になりました。帰ってから家族会議をしたいと思います。」「高齢者への気遣いの大切さも学べました。」といった感想が寄せられました。

講師の市場美佐子さんの写真
講師の市場美佐子さん
グループ発表の様子の写真
グループ発表の様子




 

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