イベントレポート  ヒューマンライブラリー りぃぶる ’24

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イベントレポート

講座名

ヒューマンライブラリー りぃぶる ’24

開催日時

令和6年12月1日(日)13:00~15:45

場所

和歌山県ジェンダー平等推進センター

“りぃぶる”図書・交流スペース/“りぃぶる”会議室A        

内容

 ヒューマンライブラリーとは、2000年にデンマークで始まり、障がいやホームレス、性的少数者など誤解や偏見を受けやすく、生きづらさを抱える人々を「生きている本」として貸し出し、“語り手”と“聞き手”の対話をとおして多様性を認め合うことを目的とした事業です。特に“りぃぶる”では、男女共同参画の視点から自分らしい生き方で示唆に富んだ人生を歩んできた人々との対話を通して、多様な生き方を知り、またジェンダーに気づく機会をもち、参加者自身の自己肯定感を高める機会になるよう開催しました。

 今回のヒューマンライブラリーでは、参加者が「本」を選ぶ形ではなく、「読者」として参加された方に3冊の「本」をすべて貸し出し、順番に「本」の話を聞く方法で進めました。「本」との対話時間は1冊ごと30分、受付時に、読者に「本」のプライバシーを守るために、許可なくメモしない・録画・撮影をしない・故意に傷つける行為をしないなどの利用規則(同意書)についてスタッフが説明し、同意書に署名の上、提出してもらうようにしました。ただ、今回は「本」として語る方全員から「メモを取ってくれてもかまわない」という許可をいただき、各自が自由にメモを取りながら理解を深めることができました。そして、ヒューマンライブラリー終了後には、自由参加で「本」と「読者」の交流会の時間を持ちました。

 今回語り手は、

 1冊目「学芸員A」さん 『移民/アメリカ/美術』

 2冊目「キヨ」さん 『学校に行けなかったけど、生きてるだけでなんとかなる。』

 3冊目「企て画子(くわだてかくこ)」さん 『専業主婦を経て起業した自分にビックリ‼︎ 〜考えることが好きでよかった〜』

以上の3人の方でした。

 交流会では、「読者」自身の経験や思いを交えながら「本」に質問をしたり、「本」が伝えたりなかった言葉を補足したりと、お茶とお菓子でゆったりくつろぎながら時間を過ごすことができました。

 読者からは「さまざまな“本”との出会いから自分の視野も広がったように思いますし、新たな考えが深まる時間でした」「心地良い雰囲気のなか“本”に集中でき、様々なジャンルの本との出会いが新鮮でした」「質問したかったことが出来、他の方とも交流できる時間があって良かったです」などの感想をいただきました。

 ヒューマンライブラリーの事業を通して、“りぃぶる”が様々な人が集える場になっていくように今後も取り組んでいきたいと思います。

       会場の様子    交流会の様子

             会場の様子               交流会の様子 

                             ※語り手ご本人の許可をいただいて写真を掲載

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