イベントレポート“りぃぶる”語り合い広場「アンコンシャス・バイアスを知る、気づく、行動する~日常にあふれる“あたりまえ”や“ふつう”~」
講座・イベント情報
イベントレポート
講座名
“りぃぶる”語り合い広場「アンコンシャス・バイアスを知る、気づく、行動する~日常にあふれる“あたりまえ”や“ふつう”~ 」
講師
張 琴(ちょう こと) さん(一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所講師)
開催日時
令和6年8月24日(土)13:30~15:30
場所
有田振興局3階大会議室
内容
女性の活躍が進む一方、根強く残る“男性は仕事、女性は家事・育児・介護を担うのがあたりまえという固定的性別役割分担意識”には、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)がひそんでいる可能性があり、ジェンダー平等の実現を阻むことがあるため、無意識の思い込みに気づき行動を変えることを目的に講座を開催しました。
講座は、講義と講師の説明を受けてグループで話し合う形式で進みました。講義では、アンコンシャス・バイアスとは何か、その影響はジェンダー平等の実現だけでなくキャリアなど多岐にわたること、さらにネガティブな影響を防ぐ対処法などの説明がありました。
性別などの属性に対する無意識の思い込みについて話し合ったグループでは、「単身赴任と聞くと男性がするものと思いがちだが、単身赴任=男性と決めつけてしまうと女性の可能性を奪うことになりかねず、女性のキャリアアップにおいてマイナスになる。それは、子育ては女性(母親)が担うのがあたりまえで、女性は単身赴任するべきではないという思い込みがあるからではないか」などの意見が出ました。
誰にでもありうるアンコンシャス・バイアス、自分の思い込みにまず気づき、グループワークにより、お互いの異なる意見にふれ、自分の意見や考えばかりでなく相手側の受けとめ方をも考える必要があることを学ぶ活気あふれる講座となりました。
参加者の声
「アンコンシャス・バイアスを持っていない人はいないと思うが、それに気づくことがいかに大切かを学んだ。」
「自分のあたりまえは他人のそれとは違うかもしれないと思って話すことが必要。」
「自分の考えが偏り過ぎていることへの気づきがあった」
張 琴 さん 会場の様子