イベントレポート「りぃぶるフェスタ2022」
講座・イベント情報
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講座名
「りぃぶるフェスタ2022」
開催日時
令和4年11月19日(土) 10:00~16:00
場所
和歌山ビッグホエール(和歌山市手平2丁目1-1)
講師
りぃぶるフェスタ2022講演会
浜田敬子(ジャーナリスト/AERA元編集長)
内容
男女共同参画啓発ポスター表彰式
12時45分から中央ステージにおいて「男女でつくる元気な和歌山」ポスターコンクール最優秀賞の表彰を行い、賞状と副賞が贈呈されました。
受賞者の皆さん
・小学生低学年の部 和歌山大学教育学部附属小学校2年 井上 寛大さん
・小学生高学年の部 和歌山大学教育学部附属小学校6年 蔦谷 理愛さん
・中学生の部 由良町立由良中学校1年 金﨑 由依さん
・高校生の部 和歌山県立和歌山商業高等学校1年 東野 志美さん
講演会
14時からは講演会場において、ジャーナリストの浜田敬子さんを講師に迎え「一歩踏み出せば自分も社会も変わる」と題して講演会を開催しました。
約140名の皆さんが参加され、女性初のAERA編集長となるなどこれまで築き上げてこられたキャリアを通して、女性リーダーが育たない現状や問題点、今後必要な方策、多様性の重要性などについてお話いただきました。
講師からは、女性リーダーを育てるためには、結婚や出産を迎える前の早い段階で難易度の高い仕事など色々な経験を積ませておくことが自信へとつながり、出産による退職や管理職になることへの躊躇を防ぐことになる。また、育児や介護などと仕事を両立させるためには、リモートワークの導入など企業が環境整備を行い、マイノリティのハードルに対して支援を行うことが「真の公平(Equity)」であると話されました。
また、性別役割分業の壁も女性の就労の機会を妨げている大きな一因となっているため、上司や家族がサポートすることによりキャリアをあきらめることなく、それが、経済的な自立にもつながっていくとも話されました。
日本は、ジェンダー後進国ですが、ダイバーシティ、ジェンダー平等は企業の成長には不可欠で、先が読めないポストコロナの時代、いろいろな人が生きやすい社会にしていかなければならず、企業や社会、地域において、みんなの意見が反映され、ニーズに応えなければいけないと締めくくられました。
参加者からは「今までの考え方や環境を変えていくことは、次世代を生きる女性にとってとても大事だと理解しました」など共感の感想が多く寄せられ、女性活躍や多様性の重要性について認識を深め、今後の行動変化につながる有意義な機会となったと感じました。
啓発用展示ブース
展示ブースコーナーでは、終日、「男女でつくる元気な和歌山」ポスターコンクール入賞作品(16点)の展示や「女性に対する暴力をなくす運動」期間にちなみ、パープルリボンキャンペーンを行い、女性に対する暴力の根絶をみんなで願いました。
また、和歌山県男女共同参画センター「りぃぶる」の認知度を上げるため、写真による施設紹介をするとともに、実際に訪れてもらい図書交流スペースなどを見学していただきました。
【啓発ポスター受賞者表彰式】 【ブースで啓発ポスター入賞作品の掲示】
【展示ブース・パープルリボンキャンペーン】
【浜田敬子さん 講演会】