イベントレポート「みんなに男女共同参画」提案事業　「性」「らしさ」について考えてみよう

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講座名

みんなに男女共同参画」提案事業　「性」「らしさ」について考えてみよう

開催日時

那智勝浦町会場　令和3年11月3日（水・祝日） 15：30～17：30

和歌山市会場　　令和3年11月27日（土） 18：00～20：00

場所

那智勝浦町会場　交流センター「太田の郷」

和歌山市会場　　和歌浦芸術区

企画・運営

LGBTと愉快な仲間たち

内容

　和歌山市と那智勝浦町において、「「性」「らしさ」について考えてみよう」を開催し、和歌山市会場では27名、那智勝浦町会場では24名がそれぞれ参加されました。

　講座では、東京ドキュメンタリー映画祭2020において短編部門グランプリ受賞作の映画鑑賞とトランスジェンダー当事者によるトークライブを行いました。

　和歌山市会場でのトークライブには、講師として助産師、トランスジェンダー当事者とその妻が参加されました。助産師は、「出産前セミナーなどでLGBTQ のお話されますか？」との参加者からの質問に、「妊婦さんから LGBTQ の質問が出たらお答えするにとどまっている。」と答えられました。また、「自分の親にカミングアウトした途端に暴力を受けたり、存在を否定されたり、家を追い出されたりする子や人がいる。こんな悲しい現実を少しでも減らすために、ご両親に事前に知識として持ってもらいたいです。」とも話されました。

　那智勝浦町会場でのトークライブには、那智勝浦町出身でトランスジェンダー当事者のなつきさんがオンラインで参加されました。なつきさんは、那智勝浦という小さな町で‟性” ‟らしさ”に囚われ悩まされたこと、家族との関係、大阪に出てから「ニューハーフとはこうあるべき」というセクシュアリティーにおいては同じ仲間である方たちからの言葉に苦しんだ過去などについて自身の経験を話されました。

　参加者からは「トランスジェンダーのことは知っていましたが、今の日本でこんなにもトランスジェンダーとして生きていくことが大変だということを初めて知りました。」、「とても勉強になりました。自分らしく自分の思うままに生きていこうと思いました。」、「みんなが当事者。自分ごととして捉えることが大切だと思いました。」などの感想が寄せられました。