イベントレポート『“りぃぶる”語り合い広場「知っておきたい!女性(わたし)のからだのこと」』
講座・イベント情報
イベントレポート
講座名
『“りぃぶる”語り合い広場「知っておきたい!女性(わたし)のからだのこと」』
開催日時
令和3年9月11日(土) 13:30~16:00
場所
和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A
講師
Part1:国安 澄江さん(ウィメンズセンター大阪スタッフ)
Part2:田村 朋子さん(健康運動指導士/BASIピラティスインストラクター)
内容
「更年期障害」による体調不良に悩む女性が多いことから、「更年期障害」について正しい知識や対処法を知り、少しでも毎日の生活を元気に過ごせるように役立ててもらおうとこの講座を企画しました。また、実際に体を動かすことで更年期障害を軽減できる方法を学び自宅で実践できるプログラムとしてピラティス体験とセットにしました。
コロナ対策のため、講師はいずれもオンライン出演、参加者はオンライン受講と会場参加の両方の方法で開催しました。
Part1のでは、カウンセリングや相談業務の経験を活かしながら、4つの項目ごとに進められました。
1.「女性ホルモンと月経(閉経)について」では、一般的に女性ホルモン(エストロゲン)が急に減る40代半ばから更年期が始まり、自律神経に異常がおこるため、月経周期の乱れや経血量のムラ、疲労、肩こり、不眠などの症状が出始めると解説されました。
2.「更年期とは?」では、更年期は気づかないうちに始まるなどその時期についてや、情緒不安定、不眠、ほてり等の症状について、また、それらの症状は年齢と共に変化し個人差も大きいことを説明されました。
3.「更年期の身体とこころと性(更年期症状)」では、更年期に多い婦人科系の病気の紹介とその予防としての健診や運動の重要性を指摘されました。
4.「東洋医学からみた更年期」では、東洋医学は鍼灸・漢方・手技治療で、悪い部分だけでなく体全体を診て、体質や状態に合わせて治療をするので多く支持を集めていると話されました。しかし、更年期症状と間違えやすい、糖尿病・メニエール病・甲状腺機能障害等の病気もあるため、自己判断をせずに受診することが大事だと強調されました。
最後に、更年期は辛い時期ですが、自分を振り返り、辛い時は自分の体と心の声に従って休み、自分がほっとする時間をもつことが大切だと結ばれました。
Part2では、Part1を受け、椅子に座ってできるピラティスを体験しました。
参加者からは、「自分の生き方を見直すきっかけとなりました。」や「症状の重い軽いなどの個人差、背景にあるものや感受性など、とても納得できました。」とのお声をいただきました。
講座の様子