イベントレポート『“りぃぶる”語り合い広場~アンガーマネジメントで学ぶ~「怒りやイライラとの付き合い方」』
講座・イベント情報
イベントレポート
講座名
『“りぃぶる”語り合い広場~アンガーマネジメントで学ぶ~「怒りやイライラとの付き合い方」』
開催日時
令和3年7月24日(土) 13:30~15:30
場所
和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A
講師
内野 しのぶさん(Smile Stage代表/アンガーマネジメントコンサルタント・ファシリテーター)
内容
コロナ禍が続くなか、家庭や職場などでイライラすることやささいなことで怒ってしまうことはありませんか?この講座は、そんな気持ちを軽減することを目的に、アンガーマネジメントでイライラや怒りの感情との上手な付き合い方を学ぼうと企画しました。広報開始直後から参加申込みが相次ぎ、関心の高さが伺える講座となりました。
‟アンガーマネジメント”とは、「怒りで後悔しないこと」、「怒る必要のあることは上手に怒り、必要のないことは怒らなくなること」で、「怒らない」ことではないと説明がありました。また、その理由を、怒ることは自分の心や身を守る機能や役割があり、そのための感情(防衛感情)だからだと解説されました。
次に、怒りの正体について、「○○は、こうあるべき」という自分の信念や価値観、理想、期待が裏切られた時に怒りが生じるのだと話され、その背景には辛い、悲しい、疲れた、怖い、心配などのマイナスの感情があると説明されました。
続いて、衝動のコントロールでイラッとしても約6秒で理性が働くので6秒間をやり過ごせば失敗しない6秒ルール、自分が「許せる範囲」・「まあ許せる範囲」・「許せない範囲(怒る必要がある)」の3つに分類して考える思考のコントロール、怒ると決めたらそれは自分の今の立場において重要かどうか、コントロール可能か否かなど具体的にどのような行動をとるかを考える行動の3つのコントロール方法を学びました。
また、自分の「まあ許せる範囲」を広げ、「まあ許せる」と「許せない」境界線を一定にし、境界線を明確に言葉で相手に伝える3つの努力が有効だと話されました。
最後に、怒りと上手に付き合うポイントとして、怒る必要があると判断した時は、怒りに振り回された行動をせず、自分の気持ちやリクエストを上手に相手に伝えることや感情で伝えるのではなく感情を伝えることが大事だと締めくくられました。
参加者アンケートでは、「怒りが自分でコントロールできる事を知り、是非、日常で実践して、人生を豊かに変えたい」など前向きなお声をいただきました。
内野 しのぶ さん 講座の様子