イベントレポート(「みんなに男女共同参画」提案事業『「ねばならない」を手放して、私らしく生きる!』)

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講座名

「みんなに男女共同参画」提案事業 『「ねばならない」を手放して、私らしく生きる!』

開催日時

令和2年12月26日(土)13:00~15:00

場所

和歌山県男女共同参画センター゛りぃぶる”会議室A(和歌山市手平2丁目1-2 和歌山ビッグ愛9階)

企画

ファースト・ステップ

内容

 思い込みや、らしさからの解放、自身や他者を受容することをテーマに、「○○らしくしなければ」と縛られている不自由さから、「ねばならない」を手放し解き放たれつつある話し手3人の体験談から、「〇〇らしく」に捉われている自分の感情に気づき、向き合える時を共有しました。

 最初に母親らしさや男らしさを例題にしたロールプレイで、男女共同参画やジェンダーについての問題提起を行いました。次に3人の話し手から、どんな『ねばならない』を手放したか、そして、それによって得たものについて話をしていただきました。

 高原さんは、障害福祉の仕事に携わっていたときに離職していく人が多いことから、男は泣いてはいけない、弱音を吐いてはいけないという男らしさに捉われ、本音を出せないことも原因のひとつではないかと問いかけられました。男らしくあらねばならないという思いを手放したことで、自分をさらけ出してもよい、自分のままでいいという自己肯定感を得たと話されました。

 落合さんは、結婚をして嫁らしく妻らしくという今までにない価値観に、自分らしさをなくしていったが、母親らしくしなければならないという思いを手放したことで、自分らしい母親として子どもたちと対等な関係を築くことができたと言います。自分らしさを取り戻したことで、子どものときのワクワクした感じやエネルギーが湧いてきたそうです。

 平野さんは、女性は若く美しくあらねばならないという思い込みや、人にどう見られているかといった思いを手放し、お化粧や毛染めをしなければならないということから解放されました。整理をして物や思いへの執着を手放し、自分を大切に思えるようになったと話されました。

 後半は、話し手と参加者とのディスカッションを行い、話し手への質問や、ワークシートに書かれた気づいたことや心に残った言葉などを発表していただきました。

 アンケートからは、「自分らしく、自分を認められることの大切さを、考えさせられました」、「まだまだ、自分を縛っているものがあることに気づき、振り返るいい機会になりました。自身の経験とリンクすること、共感できること沢山ありました」などの感想をいただきました。


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