イベントレポート キャリアデザイン講座「キャリアデザイン~自分らしい『選択』をするために~」

講座・イベント情報

イベントレポート

講座名

キャリアデザイン講座「キャリアデザイン~自分らしい『選択』をするために~」

開催日時

令和2年9月2日(水)10:00~17:00

講師

武田由利子さん(慶愛学院・キャリアコンサルタント・産業カウンセラー )

場所

男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A

内容

女性社員がキャリアデザインを意識し、働き続けることができるようにキャリアデザイン講座「キャリアデザイン ~自分らしい『選択』をするために~」を開催しました。

10年間の京阪電気鉄道株式会社での勤務経験を持つ武田さんは、ご自身の経験を紹介したあと、まず参加者{若手女性従業員(入社5年未満程度)}が何を知りたいかの意見を募ったうえでお話を始められました。

キャリアを考えるうえで重要なのは「自分を知ること」だとし、今の自分の仕事の現状を把握することを中心に、やりたいことができているか、長く働ける環境であるかなどについて、ワークを通して分析していきました。

講師は、日本の女性は結婚・出産で一度仕事を離れ、子供がある程度大きくなってから、パートなどの非正規職として復帰するという形が多い「M字型就労」のお話や、女性が出産後仕事に復帰しても家事育児のしやすい単調な業務にしか就けず、モチベーションが下がり、やりがいを見い出せなくなる「マミートラック」という問題もあると話されました。人は、現実と理想にあまりに差があると、それがストレスとなることがあり、その対処法として理想を下げること、または苦しかったら現状を変えていくことなどについて説明され、もし自分が今の職場でしんどいなと思うことがあるなら、自分がリーダーとなるポジションに就いて、その体制を変えていくことが大切だと話されました。

キャリアデザインの方法には「山登り型」と「いかだ下り型」があり、「山登り型」は「Have 持ち物(年収)」と「Do 職務」の両方を持っていて目標が明確な人であり、こういう人には協力者が現れ、自分のキャリアを実現していけると言います。一方「いかだ下り型」は目標が決まっていないが、チャンスをつかむ良い偶然がしばしば起こると言います。この「良い偶然」を作り出すには、①好奇心の強さ ②継続力 ③楽観性 ④冒険 ⑤柔軟性の5つが必要であり、特に大切なのは「好奇心の強さ」だと話されました。この好奇心を持ち続けるコツの例として、職場の食事会などで幹部となる部長・課長クラスに「過去の部署でどこが一番楽しかったか?」「過去のポジションでどれが一番楽しかったか?」の2つの質問をすると、仕事の面白さや部下を持つことがどういうことなのかといった話を聞くことができると話されました。

今の職場で「幸せ」になることや自分がどういう存在として働いていくかを考え、自分が大切にしていきたいことを毎日5分でいいから実践し、「今」に集中することでキャリアをつみ、道を拓いていくことができると話されました。

参加者からは、「自分を考えなおすきっかけになった」 「心のどこかで不安に思っていたことを今日の講座で自分なりに整理でき、軽くなりました」 「もっとたくさんの女性が楽しく自由に自立できる社会になればいいなと思いました」 「すごく今の自分の仕事への取り組み方を認めてもらえた気がして、より一層はげもうと思います」 「自分のことをもっと知ろうと思うきっかけになりました。何か、悩むことがある時には、今日教えて頂い たことを思いだしながら、よりよい人生にしたいと思います」 などの声をいただきました。



 講座風景3 講座風景2
                      講座の様子
 

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