イベントレポート(「みんなに男女共同参画」提案事業「よりよい家族コミュニケーション ~いざというときのために~」)

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講座名

「みんなに男女共同参画」提案事業「よりよい家族コミュニケーション ~いざというときのために~」

開催日時

令和2年2月8日(土)10:00~12:00

場所

橋本市保健福祉センター

企画

GEはしもとサピュイエ

内容

 災害時を想定し、水道、電気、ガスなどのライフラインが停止しても、家庭にあるもので、温かい食事が作れるサバイバルクッキングを経験してもらい、非常時だけでなく、日常の家事分担に目を向けて、家庭内で無意識にあるジェンダー不平等に気付いてもらうことを目的に企画しました。
 

 当日は親子や夫婦等、家族で参加された方、ひとりで、あるいは友人同士で参加された方など、30名の参加をいただきました。10代から70代以上まであらゆる年代が参加されていました。
 

 サバイバルクッキングでは、洗っていない米と必要最小限度の水をビニール袋に入れて十分吸水させ、大なべに沸かしたお湯の中に入れ炊き、ビニール袋とお鍋の湯でご飯が美味しく炊けることに参加者はびっくりしていました。
 味噌汁も同様に材料を全てビニール袋に入れて同じなべに投入し作り、食材の野菜を切るのに包丁やまな板を使わず全てピーラーを用いたので、子どもたちも積極的に参加していました。
 大なべにいれた水は、汲み置きの水や川や海の水など少々汚れていても大丈夫で、家庭に備蓄しているペットボトルの水を最小限大切に使って食事を作ることができます。

 今回はご飯と味噌汁以外にサバの缶詰を使った和え物とホットケーキミックスを使った蒸しパンも作ったので、特にケーキは子どもたちに大好評でした。
 

 また、炊いている間に、新聞紙を用いて食器を作りました。折り紙のように新聞紙を折って作る食器は使い捨てでき、保温効果もあります。
 出来上がったご飯や味噌汁、和え物をビニール袋ごと食器に入れて試食しました。
 予想以上に美味しいと大好評で、にぎやかで楽しい時間となりました。
 

 残りの時間を使って、家庭の中の男女共同参画という資料と家事の「見える化シート」を配布して日常の家事分担について考えるワークを行いました。
 炊事という家事でも、献立を考える、買い物をする、買い物をしたものを片付ける、食事を作る、ごはんをよそう、洗い物をするなど、いくつもの家事があり、それらを一つ一つ挙げて、誰がしているか、家族一人ひとりが自分の色をきめてカラーペンで○をつけて確認していきました。
 
 参加者からは、「何もしないと思っていた夫だったが意外とシートに○がついてやっていたんだとわかった」、「ほとんど妻がしていることが○をつけてみてよく分かった」などがありました。

 参加者のアンケートによるとほとんどの方が満足、とても満足と答えており、「子どもと一緒にたのしくできてよかった」、「やってみて味が良いので災害時に使えそう」という感想もあり、災害時の食事作りや家事について考える良い機会となりました。

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