イベントレポート(20周年記念事業「ヒューマンライブラリーNight」)
講座・イベント情報
講座・イベントレポート
講座名
"りぃぶる"20周年記念
「ヒューマンライブラリーNight」
開催日時
平成31年2月27日(水)
1回目→19:00~19:30/2回目→19:45~20:15
場所
和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”会議室C
(和歌山市手平2-1-2和歌山ビッグ愛9階)
内容
ヒューマンライブラリーとは、2000年にデンマークで始まり、誤解や偏見を受けやすく、生きづらさを抱える人々を「生きている本」として貸し出し、対話をとおして多様性を認め合うことを目的とした事業です。
りぃぶるでは、男女共同参画の視点から「生きている本」を貸し出すことで、図書館で本を読むように直接対話し相互理解を深め、多様な価値観や生き方への理解とジェンダーに気づく機会をもってもらおうと今年度2回目の実施となりました。
一度に貸し出す(会場で話す)「本」は3人。1人の「本」に対して読者は3人~7人程度とし、「本」との対話時間は1回30分、全2回で設定しました。
受付時に、読者に「本」のプライバシーを守るために利用規則(同意書)を渡し、利用規則を読んだうえで同意書に署名して提出してもらい、「本」を傷つけないルールを取りました。
今回語り手の「本」として依頼したのは、1.性同一性障害者 2.女性経営者 3.夫婦別姓の方の3人でした。
参加者は時折ハンカチで涙を押さえたり、積極的に質問したり、語り手と共感の声を上げ盛り上がるなど相互理解を深めていました。
1回目と2回目続けて延べ34人の方がご参加くださり、アンケートでは回答者全員が「大変満足・満足」とし、「“ヒューマンライブラリー”という言葉も初めてだったので新鮮でした。短編小説を読んだ感じです」「講演会と異なり、話をしてくださる方の距離感が近くて、話の内容に聞き入ることができました」などの感想をいただきました。
また平日の夜に開催ということで、「仕事の後の、少し遅い時間でしたが、参加しやすかったです。」などの声もいただきました。
引き続き和歌山でヒューマンライブラリーという事業が定着していくよう、来年度も継続して開催していきたいと思います。
講座の様子 講座の様子