イベントレポート(平成27年度男女共同参画特別公開セミナー「アウトドアの知恵を防災に活かそう!~知って得する防災講座~」)
講座・イベント情報
講座・イベントレポート
講座名
男女共同参画 特別公開セミナー
「アウトドアの知恵を防災に活かそう!~知って得する防災講座~」
開催日時
平成28年2月7日(日) 13:30~15:30
場所
御坊市中央公民館 3階大会議室
講師
あんどうりすさん (アウトドア流防災ガイド)
内容
防災・災害時における男女共同参画の視点の必要性を理解するとともに、防災時に活用できる様々な知識を学ぶことを目的に、防災に関するセミナーを開催しました。
赤ん坊から高齢者まで幅広い年齢層の方が参加し、子ども達が走り回ったりする中、実際の避難所の喧騒の中にいるような雰囲気を味わいながら、阪神・淡路大震災での被災体験もある講師のお話を聞きました。
まず「命を守る5点セット」として、携帯電話・ホイッスル・LEDライト・マルチツールを常備したうえで、5点目とし防災知識を身につけた自分自身を備えておくことが重要。
スマートフォンを使った防災アプリを活用するとともに、普段使っている身近なものを有効活用できる知識を持つことが大事であり、紙おむつの代用品として、レジ袋とタオルの組み合わせや、10メートルのさらしがあれば、子どものおんぶ紐や下着の当て布などに使えることを紹介されました。また、古武術の技を応用して小さい力で倒れている人を抱き起こす方法を体験し、女性が救助に当たることも可能であることを教わりました。
避難所運営に女性が参加することで、トイレの設置に関するプライバシーや安全面での配慮や、折り紙でお皿を作ることなど、男性の視点にはない意見やアイデアを取り入れることで幅広く細やかな対応ができるという話もされました。
今回のセミナーでは、地震が起こった際の姿勢の取り方を、全員がその場で講師とともに実践する時間もあり、楽しみながら防災に関する知識を学ぶことができました。
また、講師が紹介する防災グッズを参加者に回覧し現物を見たことで、防災についてより身近に感じることもできました。終了後も熱心に講師に質問される方や、おんぶ紐を使ってご自分のお子さんを背負う練習をされる方がいるなど、普段の生活の中に防災に活用できる知恵が沢山あることに気づかせてくれるセミナーとなりました。