イベントレポート(平成27年度語り合い広場「本音でトーク!!子育て夫婦のパートナーシップ~ママの気持ち パパの気持ち~」)
講座・イベント情報
講座・イベントレポート
イベント名
語り合い広場「本音でトーク!!子育て夫婦のパートナーシップ~ママの気持ち パパの気持ち~」
開催日時
平成28年2月16日(火) 10:00~11:30
場所
和歌山県男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A
内容
仕事と家庭で擦れ違いがちな子育て中の夫婦、それぞれの気持ちをジェンダーの視点から考えてみることを目的に開催しました。
講座ではまず、和歌山県在住で3人の子どもをもつ漫才コンビ「オーナミ」の池田のりひこさんに、「子育てパパの気持ち」と題して話していただきました。
次女の自宅出産を機に育児と家事を積極的にするようになった池田さん、自分の何気ない一言が夫婦喧嘩の原因になることが多いことや、日ごろからよく話し合いをするよう心掛けていることなどをお話しされました。
続いてのグループディスカッションでは、池田さんのお話をもとに夫婦のパートナーシップにとって大切なことを話し合いました。参加者からは「家事や育児で妻が一日中休む間がない中、夫は仕事に専念して会話ができず夫婦関係がぎくしゃくする。」「時にはマッサージなどスキンシップを通じてコミュニケーションをとることも効果的。」などといった意見がでました。
その後はアクト研究室の鳥渕先生が、夫婦の関係性をジェンダーの視点から解説されました。男女共同参画の意識が広まっていく中でも、「『優秀な外科医』といえば男性を連想してしまいがち」「居酒屋で夫婦でビールとウーロン茶を注文すると、ビールが夫側に、ウーロン茶が妻側におかれる」など社会によって作り上げられた男性像・女性像があり、それが「夫は外で仕事、妻は家庭で家事・育児」といった性別役割分担意識につながっていると話されました。
二人が共に支え合いお互いの人生の夢を叶えるためには、日常レベル、そして、人生レベルでの密なコミュニケーションが欠かせないと話されました。
受講後のアンケートでは、「子育て中のパパの話が聞けてよかったです。ジェンダーの話も納得できました。」「とても勉強になりました。手伝ってくれる不器用な夫に感謝の気持ちを伝えないといけないなと思いました」といった意見が寄せられました。
池田のりひこさん 鳥渕朋子さん