イベントレポート(平成30年度 語り合い広場 ホンネを伝える男のコミュニケーション)

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講座名

平成30年度「語り合い広場」 ホンネを伝える男のコミュニケーション

開催日時

平成30年10月28日(日)10時~12時

場所

男女共同参画センター“りぃぶる”会議室A

講師

()()講師 吉岡 俊介(よしおかしゅんすけ)さん

   シニア産業カウンセラー、キャリアコンサルタント

内容

 講座は、まず肩の力を抜いて緊張をほぐし、隣同士で自己紹介をすることから始まりました。

 講師オリジナルの「チビポテトくん度チェックリスト」等をすることで参加者が共感しあい、和やかな雰囲気のなか進みました。


 講師は、自身が実施している男性の悩み相談から見えてくる“男のコミュニケーション・スキルの貧しさ”や“男らしさの鎧”、“ジェンダーバイアス”について、1970年頃の演歌やCMなどの歌詞を引用しながら、わかりやすく解説されました。

 その上で、人は感情を表現できないと、怒りがこもって抑うつ状態になることや、怒りを露にすることがあり、特に「弱い」気持ちや「傷ついた」気持ちを覆い隠そうとすると怒りとなることから、自分の感情や気持ちを表現することが大切であると説かれました。
 

 次に、自分のライフ・モードをタテモードとヨコモードに分類し、言動について考えました。また、1回目はただのボールとしてのエアボールを、2回目は自分の気持ちを込めたエアボールを次の人に手渡すことで、気持ちを込めるか否かの違いを体感し、ある場面での会話を考えるワークを通して、自分のコミュニケーションの傾向を“事実に着目する傾向”であるか、“感情・気持ちに着目する傾向”であるかを自己分析しました。

 そして傷ついた人に対しては、「大変だったね、もう大丈夫だよ」、「大変だったな、お疲れさま」と一旦相手の気持ちを受け止めることが大事であると話されました。


 続いて、講師が言う言葉を聞いてそれを絵に描くワークにより、参加者は、『人は皆、受け止め方が多様である』ことを体験しました。講師は、同じ事を言っても、受け止め方や受けるイメージは人それぞれなので、会話はきちんと伝えることが大事だと説明されました。


ホンネを伝える会話は信頼感のある会話から始まるとして

1、相手を受けとめてから、自分の意見や感想を伝える。

2、自分のホンネを伝えたいならまず相手のホンネをきく必要がある。

3、否定的なことに触れるときは肯定的なことにも触れる。

4、相手に苦言を呈するときは『私』を主語にして話すと会話の幅が広がる。

5、『すみません』ではなく『ありがとう』を意識して使う。

など、コミュニケーション術の極意を説明された後、例題をつかって実際の受け答えをグループワークで考えました。参加者同士で会話が盛り上り、楽しい雰囲気のなか講座を終えることができました。
 

参加者からは、「すぐ実践できるものが多い」「考え方を変えると楽になることがわかった」「人との付き合い方の方法を何か得られた気がします」などの声をいただきました。

講師の吉岡俊介さん 講座の様子

講師の吉岡俊介さん          講座の様子

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