令和7年 地価公示に係る県公表資料
地価公示について
地価公示は、都道府県が実施する地価調査とともに地価の公的評価体系をなすもので、地価公示法に基づいて国土交通省土地鑑定委員会が、毎年1月1日を価格時点として標準地の正常な価格を判定し、公示するものです。
和歌山県では、国土交通省から提供された県内の地価データを独自に集計して公表しています。
地価公示制度及び全国の地価の動向については、国土交通省HP(外部リンク)を、各地点の価格については国土交通省の不動産情報ライブラリ(外部リンク)をご参照ください。
令和7年地価公示の県内の実施状況
都市計画区域の指定がある9市14町において、19名の不動産鑑定士により実施されました。
調査地点数は177地点となっています。うち選定替地点が3地点、昨年休止していた地点が1地点、昨年からの継続地点数は173地点です。
令和7年地価公示和歌山県内結果
- 平均変動率は、全用途、住宅地、商業地のいずれも平成4年から34年連続の下落である。
- 平均変動率の下落率が、全用途、住宅地、商業地のいずれも縮小した。
- 価格上昇地点が、住宅地は昨年の20地点から25地点、商業地は昨年の21地点から25地点となった。
- 価格上昇地点があるのは、住宅地で13年連続、商業地で12年連続である。
- 和歌山市の商業地の平均変動率が、3年連続で上昇に転じた。
1 全体
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全用途の平均変動率は△0.5%で、平成4年から34年連続の下落である。
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全用途の下落率は△0.5%で、令和5年から3年連続で縮小した。
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前年からの継続地点173地点のうち、価格が上昇した地点は53地点、横ばいの地点は19地点、下落した地点は101地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
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平均変動率は△0.6%で、平成4年から34年連続の下落である。
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下落率は△0.6%で、令和5年から3年連続で縮小となった。
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価格上昇地点は、25地点(和歌山市15、海南市1、田辺市2、岩出市1、有田川町1、白浜町2、上富田町2、串本町1)で、価格上昇地点があるのは13年連続である。
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価格上昇地点は、和歌山市内の利便性に優れた需要の堅調な地点や津波被害の想定区域外の高台の地点及び区画整理された地域の地点である。
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価格横ばい地点は、12地点(和歌山市8、紀の川市1、岩出市1、上富田町1、那智勝浦町1)である。
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上富田町の平均変動率は0.5%で、11年連続で上昇。岩出市の平均変動率は0.1%で、今年から上昇に転じた。
(2)商業地
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平均変動率は△0.2%で、平成4年から34年連続の下落である。
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下落率は△0.2%で、令和5年から3年連続で縮小となった。
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価格上昇地点は、25地点(和歌山市23、岩出市1、白浜町1)で、価格上昇地点があるのは12年連続である。
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価格上昇地点は、昨年までは和歌山市のみであったが、今年から岩出市、白浜町で上昇地点があった。
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価格横ばい地点は、5地点(和歌山市4、橋本市1)である。
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和歌山市の平均変動率は、昨年と同じ0.7%で3年連続で上昇。岩出市の平均変動率は0.3%で、今年から上昇に転じた。
(3)工業地
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平均変動率は、昨年の△0.3%から本年は1.1%で2年連続で上昇した。
(4)参考(平均変動率の全国・近畿内順位)
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都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が46位(昨年46位)、商業地が39位(昨年38位)である。
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近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は6位(昨年6位)、商業地は6位(昨年6位)である。
その他公表資料
令和7年地価公示市町別平均価格及び対前年平均変動率(PDF形式 30キロバイト)
累積変動率及び最高価格地点の価格の推移(PDF形式 5,842キロバイト)
公示価格・変動率順位表(上位5地点)(PDF形式 4,384キロバイト)