平成27年和歌山県地価調査
価格上昇地点が、住宅地で昨年の8地点から9地点、商業地が昨年の2地点から4地点に増加した。
価格上昇地点があるのは、住宅地で3年連続、商業地で2年連続である。
県内全体の地価としては、引き続き下落傾向にあり、住宅地は平成3年から25年連続の下落、商業地も平成4年から24年連続の下落となっているが、住宅地、商業地ともに下落率は、平成24年から4年連続で縮小している。
1 全体
「調査地点数:270(うち林地、選定替え地点を除く全用途:262)」
- 林地を除く全用途の対前年平均変動率はマイナス2.4%で、昨年(マイナス3.1%)よりも下落率が縮小している。
- 前年からの継続地点262地点のうち、価格が上昇した地点は13地点、価格横ばいの地点は、29地点、価格が下落した地点は220地点となっている。
- 価格上昇地点があるのは、3年連続である。
2 用途別
(1)住宅地
- 県全体の対前年平均変動率はマイナス2.3%で、平成3年から25年連続の下落であるが、昨年(マイナス3.0%)より下落率は縮小している。
- 価格上昇地点は9地点(和歌山市3、田辺市2、岩出市2、白浜1、串本1)である。
- 住宅地に価格上昇地点があるのは、平成25年から3 年連続である。
- 価格横ばい地点は16地点(和歌山市7、田辺市2、新宮市1、紀の川市2、岩出市2、有田川2)である。
- 住宅地に価格横ばい地点があるのは、平成23年から5年連続である。
- 駅への利便性が高く、道路による交通アクセスが充実している地域や、近隣に商業地や公共施設があり利便性が高い地域等において、価格上昇が見られる。
- 紀南地方の津波被害のリスク等が懸念される地域における高台の住宅地は、需要が 集中する傾向にあり価格上昇が見られる。
(2)商業地
- 県全体の対前年平均変動率はマイナス2.3%で、平成4年から24年連続の下落であるが、昨年(マイナス3.0%)よりも下落率は縮小している。
- 価格上昇地点は4地点(和歌山市4)である。
- 商業地に価格上昇地点があるのは、平成26年から2年連続である。
- 価格横ばい地点は12地点(和歌山市9、岩出市2、有田川1)である。
- 商業地に価格横ばい地点があるのは、平成25年から3年連続である。
- 和歌山市の中心部の繁華性が高い地域及び幹線道路沿いの交通の利便性が良く集客力の高い地域において、価格上昇が見られる。
(3)工業地
- 工業地の県全体の対前年平均変動率はマイナス4.2%で、昨年(マイナス4.7%)より下落率が縮小している。
(4)参考(平均変動率)
- 都道府県別でみた本県の全国順位(上昇率の高い順)は、住宅地が39位(昨年41位)、商業地が31位(昨年33位)である。
- 近畿地方(2府4県)の中では、住宅地、商業地ともに6位である。
地価調査資料
その他資料
平成25年から付近案内図を廃止しました。個々の基準地の位置情報については、国土交通省の標準地・基準地検索システム(全国)(外部リンク)、または和歌山県地理情報システム内の地価調査・地価公示調査地点地図で確認できます。
- 平成27年和歌山県地価調査の実施状況(PDF形式 124キロバイト)
- 基準地価格等一覧表の見方(PDF形式 129キロバイト)
- 平成27年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等
- 参考資料
- 第1表 市町村別・用途別平均価格(PDF形式 98キロバイト)
- 第2表 市町村別・用途別対前年平均変動率(PDF形式 103キロバイト)
- 第3表 用途別平均価格及び対前年平均変動率の推移(PDF形式 125キロバイト)
- 第4表 住宅地の価格水準上位地点
第5表 商業地の価格水準上位地点
第6表 住宅地の対前年価格変動率上位地点
第7表 商業地の対前年価格変動率上位地点
第8表 住宅地の対前年価格変動率マイナス上位地点
第9表(PDF形式 143キロバイト) - 第10表 地価公示の標準地と同一地点である基準地一覧
第11表 林地の類型別価格及び対前年変動率(PDF形式 74キロバイト) - 第12表 基準地別地価の推移(平成11年から平成27年)(PDF形式 520キロバイト)
- 附録