三軒茶屋跡
三軒茶屋(さんげんちゃや)は果無峠(はてなしとうげ)を経て熊野と高野山を結ぶ果無街道(はてなしかいどう)と中辺路街道の分岐点でした。
昔は熊野本宮大社の参拝を終えると果無街道を経て高野山に参る人も多かったそうです。
本宮に向かって建っている道標には「右かうや十九り半/左きみい寺三十一半」と刻まれています。
伏拝(ふしおがみ)から本宮までは左右に松並木で道幅も広く石畳が敷かれていましたが、今は道標と少し残る石畳が面影を残しています。
またその名のとおり三軒の茶屋があり、近代になって中辺路銀座と呼ばれるほどの賑わいを見せていたようです。
問い合わせ先
熊野本宮観光協会 電話:0735-42-0735