和泉式部の碑

和泉式部(いずみしきぶ)が熊野詣で伏拝(ふしおがみ)に差し掛かったとき、にわかに月の障りとなったため、参拝が出来ないと思い歌を読みました。

「晴れやらぬ 身のうき雲のたなびきて 月のさはりとなるど かなしき」

その夜、熊野権現が夢に現れ、「もろともに 塵にまじわる神なれば 月の障りも なにかくるしき」とお告げがあり、式部は参拝することができました。

この言い伝えは、一遍上人(いっぺんしょうにん)の聖たちが、熊野権現は「信・不信を問わず、貴賎を問わず、女人の不浄を嫌わない」ということを和泉式部を題材に物語としたものです。

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問い合わせ先
熊野本宮観光協会 電話:0735-42-0735

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