船玉神社

三越峠(みこしとうげ)から猪鼻王子(いのはなおうじ)に向かい、赤木越え(あかぎごえ)の分岐点を過ぎたところに船の神様を祭った船玉神社(ふなたまじんじゃ)があります。

昔、玉滝という滝があって、その滝つぼで神様が行水をしていると、急に大雨となりました。

折しも滝つぼに浮かんでいた一匹の蜘蛛がその大雨に溺死しそうになり、それを神様が見て、榊の葉を投げてやりました。

蜘蛛はその葉に乗って、手足を使って船を漕ぐようにして無事に岸にたどり着きました。

その様子を神様が見て、船というものを思い付き、楠をくりぬいて丸木船(まるきぶね)を造りました。

これが最初の船であったといわれています。

写真

問い合わせ先
熊野本宮観光協会 電話:0735-42-0735

このページの先頭へ