岩神王子
岩神王子(いわがみおうじ)は、仲人茶屋跡(なこうどちゃやあと)から約1kmの上り坂のピークにある王子社跡です。
岩神峠(いわがみとうげ)は中辺路の中でも最も険しい難所とされていましたが平安時代の後期に王子社が設けられ、江戸時代中期まで社殿がありました。
天仁(てんにん)2年(1109年)10月25日の夜中、野中と小広の中間にあたる中の川の宿を出発した藤原宗忠(ふじわらのむねただ)は、ようよう夜も明けようとしていた岩神峠で、盲人がうずくまっているのを見て食糧を与えたと日記に記しています。
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中辺路町観光協会 電話:0739-64-1470