野長瀬一族の墓
国道311号を近露(ちかつゆ)に入り、間もなく道の北側に小さな丘陵が見えてくると、その明るい共同墓地の地続きに、野長瀬一族(のながせいちぞく)の墓があります。
南朝を守った強者たちをまつるその墓には、五輪塔(ごりんとう)が54基と、宝篋印塔(ほうきょういんとう)が6基。
和歌山県文化財。南北争乱の時、隠岐に流された後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の皇子、大塔宮護良親王(おうとうのみやもりよししんのう)は熊野へ逃走しました。
それを救ったのが近露の郷士、野長瀬六郎と七郎の軍だったといわれています。
五輪塔は豊臣の兵火で焼け落ちましたが戦後発掘されました。
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中辺路町観光協会 電話:0739-64-1470