一願寺(福巌寺)
福巌寺(ふくがんじ)の境内に、「一つの願いを必ず叶えてくれる」という地蔵尊が祀られていることから「一願寺(いちがんじ)」と呼称されています。
このお地蔵さんは第六世住職を祀ったものと言われ、「一願地蔵」と呼ばれています。
自らの臨終を悟った和尚が、死の三日前、村人一同を集めて別れの挨拶をし「わしの死後、地蔵をつくって人通りの多いところへ祀ってほしい。祀ってくれれば、一人に一願は必ず叶えて進ぜよう」と約束。
「ながながと如来のまねも今日限り」との辞世の句を残し、本堂で坐死したと云われています。
和尚が好んだと言われる、からしとお酒を供えれば、願い事が一つ必ず叶うといわれ、「からし地蔵」とも呼ばれているようです。
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