那智山青岸渡寺
那智山青岸渡寺/本堂
青岸渡寺(せいがんとじ) は、西国三十三所の第一番札所として有名で、4世紀、熊野の浦に漂着したインドの裸形上人が庵を結んだことに始まります。如意輪観世音菩薩を祀る青岸渡寺の現在の本堂は、天正18年(1590年)に豊臣秀吉が再建したもので、国の重要文化財に指定されています。
問い合わせ先
那智勝浦観光機構(観光案内所) 電話:0735-52-5311
那智山青岸渡寺/大鰐口
天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命により本堂(如意輪堂)が再建された際、豊臣秀吉より寄進された日本一の大鰐口(おおわにぐち) で、直径1.4m、重量450kgもあります。鰐口にはその再興の趣旨が刻まれています。
那智山青岸渡寺/宝篋印塔
那智山青岸渡寺の宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、高さ4.3mで、蓮花付きの台座上に台石を置き、台石には元亨2年(1322年)の造立銘がきざまれています。
那智山青岸渡寺/イヌグスの大木
那智山青岸渡寺の境内にうっそうと立つ巨木。県下最大と推定されます。クスノキ科タブノキ(通称イヌグス)属の常緑高木で、高さ17m、幹周り4.4m、樹齢約700年です。県の天然記念物に指定されています。
那智山青岸渡寺/三重塔
那智の御瀧、那智原始林との調和が美しい朱色の三重の塔は、平安末期に建立されたと推定されています。天正9年(1581年)に豪族の対立により焼失してしまいましたが、昭和47年(1972年)、400年ぶりに現在の姿に再建されました。