御所本の化石漣痕
深さ数十メートルの海底の砂の表面には、海水の動きによって波形の模様が作られます。
その模様が地層の中に残ったものを化石漣痕と呼びます。
新宮市熊野川町の「小口自然の家」の裏手の山肌に化石漣痕がみられます。
これは、新生代の前期中新世という時代(1650万年前頃)に海底に積もってできた「熊野層郡」という地層に属しています。
この時代は、熊野地方は広く数十~数百メートルの深さの海底でした。
その頃海底に生息していた貝類の化石やいろいろな低生動物の生活の後が熊野川町付近で見つかっています。
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南紀熊野ジオパーク推進協議会 電話:0735-67-7100