丹鶴姫の碑
丹鶴姫とは源為義と熊野別当の娘の間に生まれた女性で、鎌倉幕府を開いた源頼朝や、平家を倒した源義経らの叔母にあたる人物。弟は新宮十郎行家で、新宮城の築城前、この場所に東仙寺を開き、晩年を過ごしていたことに由来して、新宮城の別名が丹鶴城と呼ばれているようです。
この丹鶴姫には不思議な伝説が残っています。夕刻、姫に扇で招かれたり、姫の使いの黒ウサギに目の前を横切られたりした子どもは、何故か翌朝死んでしまうというもの。望郷の詩人・佐藤春夫も著書の中で述べています。
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