一遍上人名号碑
熊野と深い関わりがある宗派と言えば時宗(じしゅう)があります。時宗は13世紀の末、一遍上人(いっぺんしょうにん)が熊野参詣の際に熊野権現の神託を受け、さとりを開いたと言われています。
以降16年間全国を巡る布教の旅に出た一遍上人は、臨終にあたって一切の記録や教典を焼き捨てたことでも知られています。
一遍上人は生涯自分の寺を持たず、漂泊の身でした。
湯の峰温泉には、熊野本宮大社で百日の行の末に霊験(れいげん)を得た一遍上人が、経文(きょうもん)を爪で刻んだと言われる岩「一遍上人名号碑(いっぺんしょうにんみょうごうひ)」があります。
問い合わせ先
熊野本宮観光協会 電話:0735-42-0735