那智勝浦町の景観資源
名称 那智大滝
種別 風景
概要 熊野那智大社の別宮・飛瀧神社の御神体で、日本一の落差
(133m)を誇る名瀑。修験道の修行場であった那智四十八滝
のうちの「一の滝」とも呼ばれている。
高さ133mの断崖を天から降りてくるように真っすぐ落ちる
大滝からは、水しぶきや轟音とともに神々しい空気が放たれ、
パワースポットとしても知られる。
名称 熊野那智大社
種別 建造物
概要 那智大滝を祈りの中心とした自然信仰を象徴する神社で、熊
野三山の一角をなす。主祭神は、万物の生成・育成を司る熊野
夫須美大神(くまのふすみのおおかみ=イザナミノミコト)。
本殿前の内庭には、神武天皇を大和に案内した三本足の八
咫烏(やたがらす)が、大任を終えて石に姿を変えたと伝わる
「烏石」がある。
名称 那智山青岸渡寺
種別 建造物
概要 熊野那智大社に隣接する天台宗の寺院。1300年の歴史を誇
る西国三十三所観音巡礼の第一番札所としても知られる。
明治の神仏分離令までは、熊野那智大社と一体をなす神仏習
合の一大修験道場であった。
現在の本堂は、天正18(1590)年に豊臣秀吉が再建したもの
で、堂内には日本一の大鰐口(直径1.4m、重量450kg)がある。
名称 那智山青岸渡寺三重塔
種別 建造物
概要 1581年(天正9年)戦乱により焼失したが、1972年(昭和47
年)に再建された。
那智山青岸渡寺からは、那智大滝との調和が美しい朱色の
三重塔を望むことができる。
名称 補陀洛山寺
種別 建造物
概要 南海の彼方にあると信じられていた観音浄土を生きながらに
して目指す「補陀落渡海(ふだらくとかい)」の出発点だったこと
でも知られる寺院。
熊野三山の神々を祀る熊野三所大神社と隣接し、神仏習合の
信仰形態を色濃く残している。
名称 熊野古道大門坂
種別 風景
概要 世界遺産「熊野古道」を代表する参道。
樹齢800年といわれる夫婦杉の巨木が門のようにそびえ、
全長600m、高低差100mの杉木立に囲まれた石畳が続
いており、熊野詣で栄えた当時の面影を特に美しく残し
ている。
名称 熊野妙法山 阿弥陀寺
種別 建造物
概要 熊野灘を一望できる妙法山の山頂にある弘法大師ゆかりの
寺院。
人は亡くなると霊魂は必ず妙法山を詣で、一つ鐘をついて旅
立っていくという「亡者の熊野詣」の伝説がある。
また、平安時代の熊野参詣者は、ここに自らの頭髪を納めて
来世の極楽往生を願ったことから、現在もお髪上げのしきた
りが残る。
名称 宇久井半島
種別 風景
概要 吉野熊野国立公園の中でも海岸地域の自然環境を代表する
資源を有しており、本州では珍しい南方系の動植物も見ること
ができる。
環境省 宇久井ビジターセンターの管理運営を担う宇久井海
と森の自然塾運営協議会では、5月から7月、9月の土・日曜の
夜に、森の妖精と称される光るキノコ「シイノトモシビダケ」観
察会など、自然と触れ合える体験メニューを造成し、開催して
いる。
名称 ブルービーチ那智
種別 風景
概要 約800mにおよぶ広大な砂浜が広がる。
環境省の「日本の快水浴場百選」で海の部特選にも選ばれ
ている。
名称 弁天島
種別 風景
概要 那智湾に浮かぶ弁天島は、大潮で潮位の低い時間帯であれ
ば歩いて渡ることもできる。
島には赤い鳥居と白蛇弁天を祀る祠があり、付近からは那智
の滝を眺めることができる。
名称 ビン玉通り
種別 風景
概要 脇仲倶楽部 入船館には、ビン玉や昔の勝浦地区が分かる貴重
な写真や資料が保存されており、漁業のまち勝浦地区の文化や
歴史を伝えてくれている。
その入船館がある脇仲通りは、通称「ビン玉通り」と呼ばれ、通り
沿いには、まぐろのはえ縄漁の浮きとして使わていたビン玉
(現在はプラスチック製のものが使われている)を再利用し展示
している。
名称 紀の松島
種別 風景
概要 勝浦港周辺、紺碧の海上に点在する大小無数の奇礁奇岩の
美しさは、松島に勝るとも劣らないところから紀の松島と呼ば
れる。
紀の松島めぐり遊覧船では、ライオン、ラクダなどユニークな
形の島々や海岸美をめぐることができる。
名称 南紀勝浦温泉
種別 風景
概要 県内随一の多種多様な源泉を誇る。美しい海の温泉郷として
知られ、海に面したホテルや旅館では趣向を凝らした露天風呂
が楽しめる。
名称 和歌山県漁業協同組合連合会 勝浦市場
種別 風景
概要 はえ縄漁法による生まぐろの水揚げ日本一を誇る。市場には、
近海まぐろが早朝から所狭しと並べられ、仲買人たちの声が響
き活気に溢れている。
朝7時頃には、2階のデッキからせり(入札方式)の様子を見学す
ることができる。
※市場は、毎週土曜など休みの日あり。
名称 ゆかし潟
種別 風景
概要 ハートの形をした汽水湖。周囲は、熊野古道大辺路を含む約
2.2キロ。
ゆかし潟の名は、四季折々に美しい景色が見られることから、
郷土の詩人・佐藤春夫が名づけた。
名称 小阪の棚田
種別 風景
概要 小阪の棚田がある色川地区は、農林水産省の「美しい日本の
村景観コンテスト」にも選定された地域。
多くの農山村と同様に過疎高齢化が進み、休耕田が多く見受
けられるようになったことから、地元の有志が集まり、美しい
棚田を復元しようと、休耕田を耕し復田する活動が行われて
いる。
名称 ぶつぶつ川
種別 風景
概要 那智勝浦町粉白(このしろ)を流れる粉白川の支川。長さ13.5
mの川で、名前の由来は、川底から「ふつふつ」と湧き出る様子
から付いたと言われている。
平成20年10月21日に二級河川として指定され「日本一短い
川」となった。