文里港
地方港湾指定 昭和28年8月1日
文里港は、田辺湾の湾奥に位置する港で、古くは現在の田辺漁港付近が船の発着所として利用されていました。
昭和2年にふ頭の整備が行われたのを契機に紀州航路の寄港地として、現在の文里港が田辺市周辺の海の玄関口となりました。
第二次大戦中には、海軍の管理下にあり、終戦時には舞鶴港と共に文里港が近畿地区の引き上げ港として利用されました。
昭和21年の南海大地震によって甚大な被害を受けふ頭は見る影もなく破壊されましたが、逐次復旧や改良を行い、地場産業である木材・砂利・砂等を扱う港湾として整備されています。