湯浅広港
地方港湾指定 昭和28年8月1日
湯浅広港は、広川を挟んで湯浅町と広川町にまたがる港湾です。
醤油製造で有名な湯浅は、江戸時代に藩の庇護のもとに醤油屋が海運を利用し大阪を中心に広く関東まで商いを行いました。
地形的に湾奥部に位置するため、通常の港内は穏やかですが、地震時には津波が押し寄せることもありました。
「稲むらの火」で有名な偉人浜口梧陵は、安政の大津波の際に広川の住民に津波を報せるため自らの稲むらに火を放ちました。その後も災害防止の目的で私財をなげうって堤防を築いたことでも知られています。
現在は、3連動(東海・東南海・南海)地震等による津波からの被害を減らすため、防波堤の改良を進めています。