「和歌山下津港長期構想」の策定について

 和歌山下津港では、平成9年に港湾計画の改訂が行われてから既に20年以上が経過しており、その間、京奈和自動車道や阪和自動車等の高速道路ネットワークの拡大をはじめとする物流環境の変化、船舶の大型化やRORO船に対する利用ニーズの高まり、港湾周辺の用地不足など港湾利用ニーズの変化、地震や台風等の自然災害リスクの高まりなど、当港を取り巻く社会情勢は大きく変化しています。その変化に対応するため、和歌山下津港の将来像を見直し、港湾計画の改訂を行う時期を迎えています。

 このことから、和歌山県では、港湾計画の改訂に先立ち、概ね20年から30年先を見通した長期構想を策定するため、当港が県内最大の港であり、本県が経済活動を営んでいく上で最も重要な港であることを踏まえ、令和2年11月に「和歌山下津港長期構想検討委員会」を設置し、幅広く御意見をいただきながら、長期構想の検討を進めてきました。

 この度、それらの検討結果等を踏まえ、和歌山下津港の概ね20年から30年先の将来像やそれを実現するための施策の方向性を示し、3つの視点(産業・物流、交流・観光、安全・安心)から、「近畿経済圏のサウスゲートウェイ『和歌山下津港』」を将来像とした長期構想を下記のとおり策定しましたので、お知らせします。
 

      ※RORO船:貨物を積んだトラックやシャーシ(荷台)ごと輸送する船舶のこと

公表資料

○和歌山下津港長期構想(概要版)

○和歌山下津港長期構想 本文

今後の取り組み

 和歌山下津港長期構想が概ね20年から30年先の長期的視野に立った構想であることから、その短期的・中期的な取り組みを基に、和歌山下津港港湾計画の改訂に係る検討を進めていきます。

お問い合わせ先

和歌山県 県土整備部 港湾空港局 港湾漁港整備課 港湾整備班

 電話 073-441-3157

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