台風12号に伴う洪水調節操作
台風12号に伴う出水における二川ダム、広川ダム、椿山ダム、七川ダムの洪水調節について
大型で強い台風12号は、平成23年9月1日から9月4日にかけて紀伊半島を中心に広い範囲で総雨量1,000ミリメートルを超える大雨をもたらしました。
県が設置している椿山ダムなど4つの多目的ダムでは、予備放流や洪水貯留準備水位維持のための放流を行い、洪水調節容量の確保に努め、河川流量の増大に合わせ下流部を洪水被害から守るため洪水調節を実施しました。
増え続ける洪水をダムで調節したものの、強い雨は長時間降り続き、二川ダム、椿山ダム及び七川ダムでは計画規模以上の洪水流入となり、ダムの貯水位が満水付近に達しました。
その状態においても、各ダムでは流入量より放流量を少なくコントロールしながら、下流での氾濫発生をぎりぎりまで抑えるなど、可能な限りの対応を行いました。
今回の記録的な大雨による災害を踏まえ、今後の河川の減災対策について検討してまいります。
各ダム洪水調節図 |
各ダムデータ |
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ダム位置図