第五回切目川ダム環境委員会
第五回切目川ダム環境委員会
日時:平成20年3月11日 14:00~16:00
場所:和歌山市 和歌山東急イン 3階 桃山の間
出席委員:6名
意見交換
第四回委員会の議事要旨の確認を行い、事務局より前回委員会での意見に対する補足説明をしました。
続いてダム建設に伴う影響予測および保全措置等について報告し、審議を行いました。
討議風景
主な意見
水質関係の保全対策について
- 水質保全対策方法は個別ではシミュレーション結果に大きな効果はないが、対策方法を複数組み合わせた場合の検討も必要。
動植物の保全対策について
- 下流河川の粗粒化に伴い、付着藻類が変化する可能性があるので、事前調査により現状を把握しておく方が良い。
- 昆虫の中には、下流から上流に向けて移動して産卵し、幼虫が下流に移動して羽化し、また上流に移動するといった生活環をもつものもあり、ダムによる上下流分断で影響をうける可能性がある。
生態系の予測・評価について
- 後の影響評価のために付着藻類、プランクトン等の事前調査データを蓄積しておく必要がある。
- 土砂流出にはタイムラグがあるので、すでに土砂供給が減少しているのか、ダム建設による影響なのか不明確になるおそれがある。過去の航空写真等の比較により流域の変化を整理しておく方がよい。