GAPについて
GAP (農業生産工程管理)手法実践のすすめ
安全・安心な信頼のある農産物生産のために
近年、食品の偽装表示や輸入食品から有害物質や残留基準を超える農薬が検出されるなど、食の安全を脅かす問題が生じています。また、農業で使用する生産資材の低減など地球温暖化防止対策の必要性が高まっています。
このため、消費者の食の安全・安心への関心の高まりとともに、国内農業や国内農産物に対して、「食品としての安全性」や「環境に配慮した農業の実践」などが求められています。
消費者や食品事業者からの信頼を得るためには、圃場から出荷までのプロセスを適切に管理する手法が大変有効です。
このような、農業生産のプロセス(工程)を管理する手法を「GAP(ギャップ・Good AgriculturalPracticeの略称)」といいます。
GAPとは
GAPは、農産物の安全確保のみならず、環境保全、農産物の品質の向上、労働安全の確保等に有効な手法であり、このような生産工程の管理手法を多くの産地・農業者が取り入れ、自らの営農・生産条件や実力に応じて取り組むことで、安全な農産物の安定的な供給、環境保全、農業経営の改善・効率化を実現するものです。 また、生産された農産物の安全性や品質の確保等について消費者・食品事業者等の信頼を確保する上でも有効な手法となります(図1)。
このように、GAPとは、一連の生産工程を管理する手法のことで、農業生産を行う上での工程管理という一つの「手法」であり、「規制」や「基準」といったものではありません。
(補足)図1は農林水産省資料より引用
和歌山県版GAP
参考資料
「和歌山県版GAP実践チェックリスト」
表紙(PDF形式 17キロバイト)
果樹・野菜・花き(PDF形式 308キロバイト)
米(PDF形式 288キロバイト)
茶(PDF形式 285キロバイト)
(参考)GAPに関する情報
- 農林水産省 農業生産工程管理(GAP)に関する情報(外部リンク)
- 日本GAP協会
http://jgap.jp/(外部リンク) - 日本生産者GAP協会
http://www.fagap.or.jp/(外部リンク)