農林水産業競争力アップ技術開発事業
生産者の所得向上につながる技術開発を加速化させることを目的として、平成24年度に「農林水産業競争力アップ技術開発事業」を創設しました。
この事業では、県農林水産関係の各試験研究機関の研究開発に生産現場等の声を反映させるため、研究テーマについて、県の試験研究機関や行政機関に加えて、一般の方や農協・森林組合・漁協等の関係者からも広く募集しています。
「農林水産業競争力アップ技術開発事業」令和7年度新規研究テーマを募集します。
令和7年度から試験研究機関が取り組む新規研究テーマについて、農林水産関係者や一般の方等から広く募集します。
研究項目
本県農林水産業の発展に役立つ以下のような分野について募集します。
1.新品種の開発
2.高品質生産技術の開発
3.機能性を備えた生産物・加工品の開発
4.低コスト・省力化技術の開発
5.ICT・ロボットを活用した革新的技術の開発
6.鮮度保持などの流通加工技術の開発
7.病虫獣害防除技術の開発
8.化学肥料・化学農薬の低減技術の開発
9.温暖化対応技術の開発
10.その他
受付期間
令和6年6月10日(月曜日)から令和6年8月9日(金曜日)
提出方法
提案様式にご記入の上、研究推進課あてに郵送、FAXまたは電子メールにより提出してください。
詳しくは下記要項をご覧ください。提案様式は以下からダウンロードしてください。
現在実施中の研究テーマもご確認ください。
提案様式 | Excelファイル | |
PDFファイル | ||
宛先 | メール | e0719001@pref.wakayama.lg.jp |
FAX | 073-433-3024 | |
郵送 | 〒640-8585 和歌山市小松原通一丁目1番地 農林水産部 研究推進課 |
ご提案のあったテーマについては、試験研究機関、研究推進課および行政機関による内部検討および学識経験者や生産者代表等の外部評価委員会により、研究実施の妥当性、必要性や波及効果等について検討の上、試験研究機関が実施する研究テーマとして採択されます。
(県議会において令和7年度当初予算が承認されるのが前提となります。)
(ご提案いただいたテーマの内、新規研究課題として、採択されたテーマについては、本ホームページにて公表します。)
実施中の研究課題への意見の募集
現在、実施している継続研究をブラッシュアップするため、研究内容の修正や成果の普及等に関するご意見をお願いします。
ご意見の受付期間と提出方法は、上記の新規研究テーマ募集と同様です。
詳しくは下記要項をご覧ください。意見様式は下記からダウンロードしてください。
令和6年度より開始する新規研究テーマを決定しました
農林水産関係試験研究機関が令和6年度から新たに取り組む研究テーマについて、生産者団体をはじめ広く県民の皆様から研究テーマを募集し、学識経験者等の評価をいただいたうえ、新規研究テーマ8件(実施期間:令和6~8年度)を決定しました。
試験研究機関 | 研究テーマ名(共同研究機関) |
---|---|
農業試験場 | 低コストかつ持続可能なショウガ施肥体系の確立 |
暖地園芸センター | 土耕での高糖度ミニトマト栽培における日射比例潅水技術の開発(農業試験場) |
果樹試験場 | サンショウの分割採収、摘心による安定生産技術の開発および台木の検討 |
早生ミカンの着果期間延長技術の開発 | |
かき・もも研究所 | クビアカツヤカミキリの効果的・省力的な防除技術の開発(うめ研究所) |
畜産試験場 | ゲノミック育種価とホミニー飼料給与による熊野牛の脂肪質の向上(近畿大学) |
養鶏研究所 | 暑さに負けない養鶏経営 |
水産試験場 | シロアマダイにおける受精卵安定確保技術の開発ならびに種苗放流に適した魚体サイズおよび海域の検討 |
令和6年度実施中の研究テーマ
試験研究機関 | 研究課題名(共同研究機関) | 研究期間 | ||
---|---|---|---|---|
R6 | R7 | R8 | ||
農業試験場 | 辛みのないシシトウ県オリジナル新品種‘ししわかまる’の高収益栽培技術確立 | ○ | ||
葉かび病からブランドミニトマトを守るための緊急対策 | ○ | |||
イチゴ‘まりひめ’高品質・多収に向けた環境制御時の効率的な養水分管理技術開発 | ○ | ○ | ||
イチゴ‘まりひめ’の炭疽病対策 | ○ | ○ | ||
低コストかつ持続可能なショウガ施肥体系の確立 | ◎ | ○ | ○ | |
暖地園芸センター | ハウス実エンドウにおける品質不良莢・病害抑制のための温湿度制御技術開発(農業試験場) | ○ | ○ | |
土耕での高糖度ミニトマト栽培における日射比例潅水技術の開発(農業試験場) | ◎ | ○ | ○ | |
果樹試験場 | ウンシュウミカン新品種‘あおさん’の栽培体系の確立 | ○ | ||
県オリジナル中晩柑‘はるき’の産地化に向けた幼木、着果及び貯蔵の管理技術の確立 | ○ | |||
傾斜地果樹園における省力的施肥技術の開発(かき・もも研究所、うめ研究所) | ○ | ○ | ||
カンキツにおけるドローンを用いた夏季の防除体系の確立 | ○ | ○ | ||
立木とネットを利用した軽量なシカ捕獲用囲いワナの開発 | ○ | ○ | ||
EUへの輸出に対応したサンショウの病害虫防除体系の確立 | ○ | ○ | ||
サンショウの分割採収、摘心による安定生産技術の開発および台木の検討 | ◎ | ○ | ○ | |
早生ミカンの着果期間延長技術の開発 | ◎ | ○ | ○ | |
かき・もも研究所 | カキ炭疽病の効率的防除対策の確立 | ○ | ○ | |
極早生「たねなし柿」の流通中に生じる早期軟化対策技術の確立(工業技術センター) | ○ | ○ | ||
クビアカツヤカミキリの効果的・省力的な防除技術の開発(うめ研究所) | ◎ | ○ | ○ | |
うめ研究所 | ウメの新害虫ヒメヨコバイの緊急防除対策技術の開発 | ○ | ||
温暖化に対応した梅干の高品質化技術の開発(近畿大学) | ○ | ○ | ||
畜産試験場 | 梅加工副産物を用いた高品質豚肉生産技術の開発(近畿大学) | ○ | ||
ゲノミック育種価とホミニー飼料給与による熊野牛の脂肪質の向上(近畿大学) | ◎ | ○ | ○ | |
養鶏研究所 | 暑さに負けない養鶏経営 | ◎ | ○ | ○ |
林業試験場 | クマノザクラの保全と活用に向けた雑種判定と効率的育成手法の開発 | ○ | ||
ヒサカキの新たな病害「枝葉枯れ症状」防除技術の早期確立 | ○ | |||
水産試験場 | 抗菌剤を使用しないアユ冷水病防除技術の開発 ~効果と普及性向上~ | ○ | ||
アカモク藻場造成技術の開発 | ○ | |||
アシアカエビの養殖技術の開発 | ○ | ○ | ||
シロアマダイにおける受精卵安定確保技術の開発ならびに種苗放流に適した魚体サイズおよび海域の検討 | ◎ | ○ | ○ |
※ ◎ 新規、 ○ 継続
県の振興計画等
県の振興計画等については、下記のリンクを参考にして頂きますようお願いします。
・畜産
・林業
・水産業