農林水産業競争力アップ技術開発事業

 生産者の所得向上につながる技術開発を加速化させることを目的として、平成24年度に「農林水産業競争力アップ技術開発事業」を創設しました。

 この事業では、県農林水産関係の各試験研究機関の研究開発に生産現場等の声を反映させるため、研究テーマについて、県の試験研究機関や行政機関に加えて、一般の方や農協・森林組合・漁協等の関係者からも広く募集しています。

R7研究テーマ決定フロー

令和7年度より開始する新規研究テーマを決定しました

農林水産関係試験研究機関が令和7年度から新たに取り組む研究テーマについて、生産者団体をはじめ広く県民の皆様から研究テーマを募集し、学識経験者等の評価をいただいたうえ、新規研究テーマ10件(実施期間:令和7~9年度)を決定しました。

令和7年度新規研究テーマ(PDFファイル)

試験研究機関 研究テーマ名(共同研究機関)
農業試験場 夏季高温に対応したイチゴ‘まりひめ’の花芽分化遅延防止技術の確立
果樹試験場 ウンシュウミカン‘あおさん’の出荷期間延長技術および品種識別マーカーの開発
かき・もも研究所 カキ‘ 紀州てまり’ の外観品質向上技術の確立
モモの省力栽培のための新しい低樹高樹形の開発
うめ研究所 地域別気象データを搭載したウメ生育予測技術の開発
林業試験場 建築資材メタルラスを用いた獣害防除技術の開発
和歌山県産無花粉スギ次世代優良品種の創出
水産試験場 コンブ科藻場造成技術の開発
表層型浮魚礁におけるカツオ漁獲量予測システムの開発
和歌山県河川におけるアマゴの発眼卵放流による増殖効果の解明

令和7年度実施中の研究テーマ

令和7年度実施中のテーマ(PDFファイル)

試験研究機関 研究課題名(共同研究機関) 研究期間
R6 R7 R8
農業試験場 イチゴ‘まりひめ’高品質・多収に向けた環境制御時の効率的な養水分管理技術開発
イチゴ‘まりひめ’の炭疽病対策
低コストかつ持続可能なショウガ施肥体系の確立
夏季高温に対応したイチゴ‘まりひめ’の花芽分化遅延防止技術の確立
暖地園芸センター ハウス実エンドウにおける品質不良莢・病害抑制のための温湿度制御技術開発(農業試験場)
土耕での高糖度ミニトマト栽培における日射比例潅水技術の開発(農業試験場)
果樹試験場 傾斜地果樹園における省力的施肥技術の開発(かき・もも研究所、うめ研究所)
カンキツにおけるドローンを用いた夏季の防除体系の確立
立木とネットを利用した軽量なシカ捕獲用囲いワナの開発
EUへの輸出に対応したサンショウの病害虫防除体系の確立
サンショウの分割採収、摘心による安定生産技術の開発および台木の検討
早生ミカンの着果期間延長技術の開発
ウンシュウミカン‘あおさん’の出荷期間延長技術および品種識別マーカーの開発
かき・もも研究所 カキ炭疽病の効率的防除対策の確立
極早生「たねなし柿」の流通中に生じる早期軟化対策技術の確立(工業技術センター)
クビアカツヤカミキリの効果的・省力的な防除技術の開発(うめ研究所)
カキ‘ 紀州てまり’ の外観品質向上技術の確立
モモの省力栽培のための新しい低樹高樹形の開発
うめ研究所 温暖化に対応した梅干の高品質化技術の開発(近畿大学)
地域別気象データを搭載したウメ生育予測技術の開発
畜産試験場 ゲノミック育種価とホミニー飼料給与による熊野牛の脂肪質の向上(近畿大学)
養鶏研究所 暑さに負けない養鶏経営
林業試験場 建築資材メタルラスを用いた獣害防除技術の開発
和歌山県産無花粉スギ次世代優良品種の創出
水産試験場 アシアカエビの養殖技術の開発
シロアマダイにおける受精卵安定確保技術の開発ならびに種苗放流に適した魚体サイズおよび海域の検討
コンブ科藻場造成技術の開発
表層型浮魚礁におけるカツオ漁獲量予測システムの開発 ○ 
和歌山県河川におけるアマゴの発眼卵放流による増殖効果の解明

※ ◎ 新規、 ○ 継続

県の振興計画等

県の振興計画等については、下記のリンクを参考にして頂きますようお願いします。

果樹・野菜・花き

畜産

林業

水産業


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