令和6年和歌山県地価調査
・県全体の平均変動率は、住宅地は平成3年から34年連続、商業地は平成4年から33年連続の下落である。
・平均変動率の下落率が住宅地・商業地とも3年連続で縮小した。
・価格上昇地点は、住宅地は昨年の21地点から26地点に増加し、商業地は昨年の10地点から16地点に増加した。
・価格上昇地点があるのは、住宅地で12年連続、商業地は3年連続である。
・和歌山市の住宅地・商業地の平均変動率がともに上昇した。
1 全体
[調査地点数:213(うち林地、選定替え地点を除く全用途継続地点数:208)]
・全用途の平均変動率は△0.5%で、平成3年から34年連続の下落である。
・下落率は、本年は昨年の△0.7%から3年連続で縮小した。
・前年からの継続地点208地点のうち、価格が上昇した地点は45地点、横ばいの地点は25地点、下落した地点は138地点となっている。
2 用途別
(1)住宅地
・平均変動率は△0.6%で、平成3年から34年連続の下落である。
・下落率は、本年は昨年の△0.8%から縮小した。下落率の縮小は3年連続である。
・価格上昇地点は、26地点(和歌山市14、橋本市2、田辺市3、紀の川市1、岩出市2、印南町1、上富田町1、串本町2)で、価格上昇地点があるのは12年連続である。
・価格上昇地点は、和歌山市、田辺市、紀の川市、岩出市の利便性に優れた地点や居住環境の良好な地点、津波被害が懸念される紀中・紀南地方の高台の地点である。
・和歌山市の平均変動率は、0.2%で昨年の△0.1%から上昇に転じた。平成2年以来34年ぶりの上昇である。
(2)商業地
・ 平均変動率は△0.2%で、平成4年から33年連続の下落である。
・下落率は、本年は昨年の△0.5%から縮小した。下落率の縮小は3年連続である。
・価格上昇地点は、16地点(和歌山市12、田辺市3、岩出市1)で、価格上昇地点があるのは3年連続である。
・価格上昇地点は、JR和歌山駅、南海和歌山市駅周辺及び和歌山市中心部、田辺市や岩出市の主要道路沿いの商業地域で需要が安定している地点。
・和歌山市の平均変動率は、0.4%で昨年に引き続き2年連続の上昇である。
(3)工業地
・ 平均変動率は、0.1%で昨年の△0.2%から上昇に転じた。平成3年以来33年ぶりの上昇である。
(4)参考(平均変動率の順位)
・ 都道府県別の本県の全国順位(変動率が高い順)は、住宅地が36位(昨年35位)、商業地が31位(昨年32位 )である。
・ 近畿地方(2府4県)の中では、住宅地は5位(昨年同率5位)、商業地は6位(昨年6位)である。
地価調査資料
- 令和6年和歌山県地価調査の実施状況【PDF形式 98KB】
- 令和6年 基準地設定数【PDF形式 89KB】
- 令和6年和歌山県地価調査結果の概要【PDF形式 1,617KB】
- 令和6年地価調査基準地標準価格及び対前年変動率一覧【PDF形式 215KB】
〇令和6年和歌山県地価調査の基準地の標準価格等
その他資料
平成25年から付近案内図を廃止しました。個々の基準地の位置情報については、国土交通省の不動産情報ライブラリ(全国)(外部リンク)、または和歌山県地理情報システム(外部リンク)内の地価調査・地価公示調査地点地図(外部リンク)で確認できます。
- 第1表 市町村別・用途別平均価格【PDF形式 27KB】
- 第2表 市町村別・用途別対前年平均変動率【PDF形式35KB】
- 第3表 用途別平均価格及び対前年平均変動率の推移【PDF形式 50KB】
- 第4表 住宅地の価格水準上位地点
第5表 商業地の価格水準上位地点
第6表 住宅地の対前年価格変動率上位地点
第7表 商業地の対前年価格変動率上位地点
第8表 住宅地の対前年価格変動率マイナス上位地点
第9表 商業地の対前年価格変動率マイナス上位地点【PDF形式 90KB】 - 第10表 地価公示の標準地と同一地点である基準地一覧
第11表 林地の類型別価格及び対前年変動率【PDF形式 40KB】 - 第12表 基準地別地価の推移(平成20年~令和6年)【PDF形式 150KB】