平成23年度ふるさとわかやま学習大賞受賞作品

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大賞

校名	取組テーマ	取組内容	作品
太地町立太地小学校	ふるさと学習(地域・環境・防災)	地域にある教材を積極的に活用し、「地域」「環境」「防災」の 3分野について学習した。1つ目は、「くじら不思議発見」をテーマとしたくじらの生態や捕鯨の歴史・文化等の地域学習である。2つ目は、貴重な生物が生息する湿地である河立の保全をテーマにした環境学習である。3つ目は、地震や津波等の自然災害の恐ろしさや避難訓練についての防災学習である。これらの学習を通して、命の大切さを学んだ。
紀の川市立麻生津小学校	ふるさと麻生津お宝マップ	「古い町並」「飯盛鉱山」「学校の歴史」「果物栽培」など、課題別にグループを作り、取材活動を行い、地域の方々との関わりを深めた。また、調べたことを他の学年や地域の方々に伝える活動を行い、ふるさとのよさに気付いてもらう機会となった。地域の人・もの・自然をみつめる活動を通して、その魅力を再発見しふるさとを愛する心を育んだ。
田辺市立明洋中学校	合気道 ~目指せ ! 植芝盛平翁~	明洋中学校区の出身者で、生徒の関心も高い「合気道」の創始者である植芝盛平翁についてまとめた。昨年度から体育の授業で「合気道」を取り入れており、「合気会」から講師を招いての実践授業や植芝盛平翁についての講演会等を通じて、合気道のおもしろさや難しさ、精神について学んだ。「合気道」についてまとめることで、より深く合気道を知り、ふるさとを誇りに思う気持ちを育んだ。

奨励賞

校名	取組テーマ	取組内容	作品
和歌山大学教育学部附属特別支援学校	紀伊風土記の丘に行こう !	昨年度、「紀伊風土記の丘」の土器の復元や展示、建物の維持管理などの仕事内容を見学するとともに、土器をつくるための粘土を準備する仕事を体験した。本年度は、落ち葉はきの仕事を体験し、働く場として「紀伊風土記の丘」を紹介するため、職員の方に質問したことや体験したことをまとめた。来年度は、高等部 1年生で「紀伊風土記の丘」の現場実習を予定している。これらの活動を通して、郷土への愛着を深めている。
紀の川市立上名手小学校	上名手のじまん	ふるさと学習の一環として、3年生で柿づくり、4年生で華岡青洲や小田井用水龍之渡井、5年生でホタルについての学習を通して、地域理解を深めてきた。本年度は、6年生で上名手の自慢できることを全校に広めたいと願い、卒業制作としてまとめた。これらの活動を通して、地域とそこに暮らす人々のすばらしさを感じ、より地域への愛情が深まった。
みなべ町立清川小学校	ふるさと清川・再発見 -清川茶「霞の隙」-	かつて地域で栽培され親しまれていた「清川茶」についてまとめた。地域の方にその製法やおいしいお茶の入れ方を教わるとともに、茶摘み、天日干し等を体験した。また、家庭科で、お茶せんべい、お茶ゼリー、なべお茶もち等、お茶クッキングにも挑戦し、全校生徒にふるまった。「清川茶」を通したこれらの活動が、地域とのかかわりを深めるとともにふるさとの再発見につながった。
有田川町立修理川小学校	I ♥ 修理川小学校	本年度、開校133年の歴史に幕を降ろす修理川小学校について、記録と思い出に残す活動として取り組んだ。学校の歴史を年表にするため、地域に出て聞き取りを行い、年表を作成した。また、校区にあるお地蔵さんにまつわる言い伝えを地域のお年寄りの方に聞き昔話にした。さらに、地域で下学年の児童が採集した昆虫についてもまとめた。これらの活動を通して、自分の学校を愛する気持ちを深めるとともに、新しい学校への期待を抱いた。
橋本市立高野口小学校	「高野口いま昔プロジェクト」高野口今と昔をつなぐ ~ぶらぶらわくわくやってみよう~	「高野口いま昔プロジェクト」と名付け、異年齢グループをつくり、校区の歴史や文化遺産等の調べ学習をし、校区をフィールドワークしながら調べた内容を発表した。フィールドワークでは、地域の方にガイドをお願いし、調べたことを補充・深化する内容で説明をしていただき、帰校後それをまとめた。これらの活動を通して、高野口の町を一層好きになるとともに、地域を守り、大切にし、発展させようとする態度を育んだ。
印南町立清流中学校	真妻わさび復興に向けての取組について	かつて全国的にも有名であった「真妻わさび」の復興に向けた取組について、現地での栽培状況の実地見学やわさび田における収穫・株分け等の体験学習や調べ学習を行った。これらのことを通して、郷土の歴史や産業について学んだ。また、印南町の産業等の動向に関する調べ学習を行い、特産物を生かした地域の活性化についても考えた。
和歌山県立田辺中学校	百間山マップ ~僕たちが歩いた道~	自分たちの住む地域の自然を継続して(昨年度は天神崎、本年度は百間山)観察している。山の自然についての事前学習後、渓流・動物の足跡・山の植物・水中生物の4つのコースに分かれ、現地調査をした。また、ガイドとの交流を通して、自分たちでは気付かない自然のすばらしさを体感し、地域の豊かな自然への興味関心を高め、理科学習の意欲向上につながった。