ノロウィルスに関すること

ノロウイルス感染予防

感染性胃腸炎「ノロウイルス」の感染予防のために注意していただきたいこと

ノロウイルスとは冬季から春先を中心として発生する感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。
カキ等の二枚貝に多く含まれ、感染力が強く、100個以下で感染を起こすため、集団の施設(学校、病院社会福祉施設等)において患者ひとりから感染が広がるケースが増えています。ご家庭においても感染予防にご協力をお願いします。

ノロウイルスとは

症状

おう吐、下痢、腹痛、発熱(38度前後)

潜伏期間

おおむね1日から2日

発生時期

11月から3月にかけて多発

感染経路

ノロウイルスは100個程度で感染します。また、感染して、症状のあるおう吐物や下痢便には1グラムあたり100万から1億個のウイルスが含まれています。このため、次から次へと感染が起こります。

  • ノロウイルスを含む、「おう吐物」や「下痢便」に触れて感染する場合や乾燥して口から吸い込む場合もあります。

早く処理することが必要です。

  • ノロウイルスに感染した人が良く手を洗わず、調理して、他の人が料理を食べた場合感染することがあります。
  • 生カキ等の二枚貝の生や井戸水を介して感染する場合もあります。

消毒方法

次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤)か熱湯(85度で90秒以上)

ふだんからのノロウィルスの予防

ノロウイルスは感染力が強いため、どこからでも感染します。このため、石けんによる手洗いは非常に重要です。外出後、トイレに行った後、食事前は必ず手洗いを心がけて下さい。

保健所への報告基準等について

平成17(2005)年2月22日付厚生労働省通知(令和5(2023)年4月28日一部改正)「社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報告について」に基づき、次の1から3のうちのいずれかの状況(報告基準)に該当する場合は、保健所への報告をお願いします。

① 同一の感染症もしくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が1週間内に2名以上発生した場合
② 同一の感染症もしくは食中毒の患者又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者の半数以上発生した場合
※①及び②に該当しない場合でも、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、特に施設長が報告を必要と認めた場合

 なお、報告基準に該当しない場合であってもお気軽にご相談ください。

※保健所に報告が必要な状況が発生しましたら、第1報報告書を作成の上、メールもしくはFAXでご提出ください。

 (注)報告書の提出は、様式内に掲載しているメールアドレスもしくはFAX番号に提出ください。

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