ネットパトロール事業について
和歌山県では、青少年が安全に安心してインターネットを利用する環境を整備する事業の一環として、県教育委員会や県警察本部等と連携し、「ネットパトロール事業」を実施しています。(図1参照)
「ネットパトロール事業」では、専門パトロール員がインターネット上に公開(利用)されている各種サイト等を探索し、県内18歳未満の青少年に関する違法犯罪情報や誹謗中傷等に類する記事、個人情報や問題投稿などの有害情報等を抽出、精査し、県こども支援課(事務局)で集中管理した上で、内容ごとに専門機関へ連絡しています。
見つかった有害情報等の中で、学校に関係のあるものは、県教育委員会等を通じてそれぞれの学校等に資料提供し、教職員による生徒指導を行うとともにプロバイダやサイト運営業者に削除を要請することで、青少年の被害を最小限に食い止めます。
また、見つかった有害情報等が刑罰法令に抵触する可能性がある場合は、県警察本部に連絡します。少年課やサイバー犯罪対策課では、捜査を行うとともに犯罪の防止に努めます。
これらのほかに、ますます進展する情報化社会に対応するため、ネット依存の防止及び情報モラル教育を行う教職員や地域指導員を養成し、ネットパトロールによる県内情勢や傾向の分析結果等をふまえた講習を実施し、地域全体の情報モラル向上に努めています。
このように、行政・教育・警察の3機関が連携して取り組みながら、今後も青少年の健全育成を目指していきます。