よくあるご質問
和歌山県農林大学校 就農支援センター
就農相談でよく受ける質問
質問7 農業法人へ就職したいのですが
質問1 就農したいが農業に関する知識・技術がありません
- 農業を全く知らない人が就農して、農業収入で生活していくことは簡単なことではありません。
- 農産物の生産から販売に至るまで一連の技術や知識を学ぶとともに、実際に農作業を経験することが必要です。
- 当センターでは、新しく農業を始めたい方を対象に、農業全般に関する基本的な知識を学べる講義と、センター内ほ場において果樹、野菜、花きの栽培実習を行っています。
質問2 和歌山県ではどの様な研修制度がありますか
- 和歌山県では就農に関する各種相談に応じるとともに、就農希望者の必要・要望に合わせて様々な就農研修を用意しています。
当センターの他、和歌山県農林大学校でも実施しています。詳しくは以下のページをご覧ください。
- 令和4年度研修案内は、クリック願います。
- 令和4年度就農研修のご案内 (PDF) は、クリック願います。
- 和歌山県農林大学校(外部リンク) は、クリックすると和歌山県農林大学校のホームページに移行します。
質問3 就農地はどのようにして決めればいいのですか
- 和歌山県は南北に長く、それぞれの地域の地形・気候にあった農産物が生産されています。
- どのような農業を始めたいのか具体的に計画を立てて、「就農したい地域」又は「作りたい農産物」を明確にして就農候補地を絞ってください。
- 就農候補地が決まれば、実際に地域まで出かけて、自分の目で産地の状況を確かめることが重要です。
さらに、就農候補地の市町村や農業協同組合等に相談して意見を求めるなどして、就農地の選定には充分に時間をかけてください。
質問4 就農にはどれくらいの自己資金が必要ですか
- 新しく農業を始めるためには、様々な資金が必要となります。
- 「トラクター等農機具の購入や農機具庫などの施設を建設するため」の費用、「農作物を栽培するために必要な肥料や種苗等」の購入費用、また、「就農後数年間は収入が少ないこと」を考えて、生活資金をあらかじめ準備しておくことが必要です。
- 栽培品目によって、必要な資金額は異なりますが、全国新規就農相談センターが実施した「平成28年度新規就農者(新規参入者)の就農実態に関する調査」によると、就農するにあたって新規就農者が準備した「自己資金の平均額は391万円」で、うち「営農資金は約232万円」、「生活資金は約159万円」です。
- 就農時に実際に要した営農に関する費用の平均額は569万円で、就農時に準備した自己資金より300万円以上多くかかっています。
質問5 新規就農者が活用できる資金はありますか
- 新規就農者が、設備投資等にかかる費用を無利子で借入できる「青年等就農資金」やその他使途に応じた制度資金があります。
なお、それぞれ借入れる資金の種類によって貸付利率や償還期間が違います。 - 資金借入れの際には、市町村から青年等就農計画の認定を受けた「認定新規就農就農者」になり、営農計画書など申請に関する書類の準備、保証人等が求められることがあります。
- 資金についての詳細は、和歌山県 経営支援課 各種制度資金のページへ
質問6 農地を探すにはどうすればいいですか
- 新たに農業を始める場合、貸借で農地を取得するのが一般的です。
就農したい市町村の農業委員会へ行けば借地の相談に応じてくれます。
また、農業協同組合にも農地に関する相談業務を行う営農支援員がおられます。 - 相談の際、営農計画や目標を説明するとともに、本気で農業を始めたいという熱意を伝えることが重要です。
ただし、相談に行っても自分の希望通りの農地やハウスなどはすぐに見つかるとは限りませんので、根気強く連絡を取ることが大切です。 - 自分でも親戚や友人などを頼って農地を探せば、早く見つかるかもしれません。
- 農地を借りることができたなら、周囲の農家と交流をはかり、その農地でしっかりと営農して下さい。
新規参入者にとって時間が多少かかっても地域の信頼を得ることが、結果的に農地を増やす近道になります。
質問7 農業法人へ就職したいのですが
- 農業法人への就職に関する情報は、和歌山県農業会議やハローワーク等にお問い合わせください。
- 農業法人へ就職する場合、「その法人で長く働く」か、「数年間働いて技術を修得したあと自立する」か、2通り考えられます。
自分は将来どうするために法人へ就職するのか、よく考えてください。
また、採用の要件として栽培技術に精通していることが求められる場合がありますので、求人情報や募集要項などを充分に確認してください。
質問8 就農にはどのような心構えが必要ですか
- 農業を始めるということは起業することであり、農業に対する熱意、周到な準備と計画、資金、技術力、そこに経営能力が必要となります。
それがないと昨今の厳しい農業情勢は乗り切れません。 - 就農後も、経営が安定するまでは収入が少ないので、農業を始める前よりも家計が厳しくなるという話はよく聞きます。
- 自然が相手ですから、作物の生育に影響が出て収穫量が減ったりするなど、気象条件にも大きく左右されます。
- 農業はいつも想定通りになるとは限らないことを心得ておいてください。
- 就農した地域の一員となるわけですから、地元の行事や共同作業に積極的に参加し、とけ込むことが重要です。
- 農業を始めるということはそれまでの生活スタイルを大きく変えることになるので、事前に家族の理解をしっかり得ておいてください。
質問9 就農後にも技術指導は受けられますか
- 身近な機関としては、各地域の振興局農林水産振興部農業水産振興課普及グループや農業協同組合で農業経営や技術相談にも応じております。