和歌山県林分材積表及び人工林収穫予測システムについて
和歌山県林分材積表
当県においては、戦後植林された人工林の資源量を的確に予測するために、昭和58年に人工林林分材積表を作成しています。
しかし、今後標準伐期で収穫する人工林だけでなく、長伐期に移行する人工林の増加が見込まれることから、高齢級林分の収穫を適切に予測するため、平成29年3月に人工林林分材積表を改訂しました。(※平成29年10月に成長率表を一部修正)
林業経営及び森林の管理にご活用ください。
和歌山県人工林収穫予測システム
上記の林分材積表改訂に関連して、人工林を適切に管理し、計画的に伐採を行うためのツールとして、スギ及びヒノキの収穫予測システムを作成しました。
Windows版のMicrosoft Excel(マイクロソフト社)で作動します。
このシステムは、現在の林分の状況を入力して、間伐時期を選んでいくことで、立木の成長と収穫できる材積(林分材積)を予測することができます。
和歌山県の150年生までのスギとヒノキの人工林に対応しています。
林分材積表及び収穫予測システム使用の際の注意事項
- 和歌山県内の民有林のスギ、ヒノキ人工林に適用できます。
- 上層木がうっ閉している単層一斉林の場合に使用可能であり、上層木が疎開しているような場合には使用できません。
- スギは林齢140年生以上、ヒノキは120年生以上の資料が少なく外挿となるため、スギ140年生以上、ヒノキ120年生以上の林分材積を使用する際には、このことを理解した上で使用してください。
- 林分材積値は、あくまでスギRy0.7、ヒノキRy0.8で林分が推移した時の値であり、高齢級で間伐が長らく行われていない林分などでは誤差率が大きくなる場合があります。
(補足)Ry:収量比数、林分の混み具合を表すものであり、値が1に近づくほど混み合うことを示します。 - 本林分材積表及び収穫予測システム使用による損害等の責任は一切負いません。