社会課題解決官民連携推進プログラム『UNLOCK きい PROJECT』始動!

県企業振興課では、人口減少や少子高齢化などに起因する地域の課題を明らかにするとともにビジネス活動や地域の経済効果につなげるべく、『ローカル・ゼブラ企業創出プロジェクト』 をスタートしました。
ここでは、プロジェクトのうち、「社会課題解決官民連携推進プログラム『UNLOCK きい PROJECT 』」についてお伝えします。
新着情報
・2025年10月14日 官民連携をテーマにしたローカルゼブラセッションを開催しました
・2025年10月10日 自治体ピッチイベントに出場しました
・2025年9月16日 第2回連続講座を開催しました
・2025年8月19日 第1回連続講座を開催しました
・2025年6月5日 UNLOCK きいPROJECT2025 キックオフ説明会を開催しました
背景
和歌山県では、全国に先んじて人口減少や少子高齢化が進み、県内自治体はこうした変化により新たに生まれる様々な課題への対応が求められています。一方、自治体の財源や職員が限られる中、行政だけでこれらの課題に取り組むのはなかなか難しいのが現状です。
そんな中、全国各地で「ローカル・ゼブラ企業」という存在が注目を集めています。ビジネスの力を活かして地域の課題解決に取り組む企業のことで、自治体や企業が地域の枠を越えて連携を進める動きも広がっています。
和歌山県ではこうした動きに着目し、『ローカル・ゼブラ企業創出プロジェクト』をスタートしました。その取り組みの一つが、「UNLOCKきいPROJECT 」です。
UNLOCK きい PROJECT
本プロジェクトでは、受注発注の関係だけでなく、自治体や企業が連携して課題解決に取り組む官民連携を支援します。
自治体職員に対する連続講座や伴走支援を通じて、課題の洗い出し、官民連携において乗り越えるべきハードルや事業者から選ばれるための取り組むべきことなどを支援します。
また、参加自治体に対しては県内外でのイベントを通じた事業者とのマッチングやその後のコミュニケーションの支援を併せて行うことで、官民連携を円滑に進める支援を行います。
活動報告・予定
2025年11月18日 第4回連続講座(予告)
●講師:福島県農林水産部農林企画課 鈴木 大介さん
2025年10月21日 第3回連続講座
●講師:鹿嶋市経済振興部地域ブランド戦略室 茂垣 諭さん

2025年10月14日 ローカルゼブラセッション
「地域課題を事業の成長に変える ゼブラ × 行政連携 の可能性とは? ~官民連携2.0-ゼブラ企業と行政が創る持続可能な地域社会」をテーマに、ローカル・ゼブラ企業として行政と連携し、地域資源や地域課題の「価値化」に取り組む 株式会社 MISO SOUP 代表取締役 北川 智博さん をお招きしました。
香川県三豊市や紀の川市など全国各地での取り組みを基に、自治体との共創を通じた地域課題解決型ビジネスの展開や、地域の巻き込み方などをお話しいただきました。
当日は、地域の経営者や支援機関職員、行政職員など40名を超える方にご参加いただきました。
2025年10月10日 自治体ピッチ&交流会に出場しました
QUINTBRIDGE 「熱い思いあふれる自治体と繋がる QB自治体ピッチ&交流会 第7弾」に、本プログラムにご参加の以下の自治体が参加しました。
●開催日程・会場・観覧申込
・日時:10月10日(金)
●登壇自治体・発表テーマ
(1)和歌山市:もっと和歌山市内の観光周遊を促進させたいんや!
(2)有田市 :防災、交通、ヘルスケア…頑張る地元企業と一緒に新たなビジネスに挑戦してみませんか?
(3)すさみ町:行政改革から地域改革へ
(4)和歌山県:熊野白浜リゾート空港における航空貨物需要の創出
■熱い思いあふれる自治体と繋がる QB自治体ピッチ&交流会(主催:QUINTBRIDGE)
地域課題の解決や地域活性化に取り組む自治体が、自らのプロジェクトや取り組みをピッチ形式で紹介する交流会。第7弾の今回は、全国から16自治体が登壇。自治体のプロジェクトや熱意ある取り組みを伝えることで、企業やスタートアップ、他自治体との新たな協働や連携の可能性を探ります。
【QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)】
NTT西日本が大阪・京橋に開設したオープンイノベーション施設。企業、スタートアップ、自治体、大学など、多様なプレイヤーが集い、社会課題の解決や新たな価値創造を目指し共創活動を行う場所。
●発表の模様

●発表当日にその場でクイントブリッジスタッフの方が作成したグラフィックレコード

2025年9月16日 第2回連続講座
紀の川市で官民連携を仕掛け、広げ、そして新たな関係構築へ進化させる、紀の川市役所企画部企画経営課プロジェクト推進班 ⻄端克典さんにご登壇いただきました。講演テーマは「紀の川市における官⺠連携の取組についてー官⺠連携の⽇常化、共創化に向けてー 」。これまでの取組から、いかにして他部局を巻き込み、役所全体の動きに繋げるか、そしてこれからの展開などをお話しいただきました。
後半には紀の川市においても地域プレイヤーと共に課題解決に向けた取り組みを進める株式会社 MISO SOUP 北川智博さんが登壇し、西端さんとの出会いから、 紀の川流域カンパニー株式会社 立ち上げに至るまで、そしてこれからの展開と絶妙なクロストークが展開されました。
▼第二回講座を通じて、以下のような学びの声をいただきました。
- すべての地域課題を市役所で担うのは困難な時代、⺠間企業との連携が必要
- 官民が丁寧に共通認識を作ったうえで地域との連携を作っていくこと
- 地域事業者の調査を通じて、行政・民間が同じ目線に立って地域を考えること
- ポジショントークではなく、垣根を越えて本音ベースで相互理解できるかが大事

2025年8月19日 第1回連続講座
長野県で官民連携の先進的な取り組みを進める「チャレンジナガノ」をご担当されている、長野県産業立地・IT振興課の吉田太郎さんにご登壇いただきました。
講演テーマは「長野県における官民連携事例とその想い」。第一回講座では、参加者の皆さんも緊張した様子でしたが、吉田さんからは官民連携への熱い思いや具体的な取り組み事例、直面する課題とその解決のポイントについてお話しいただき、あっという間の時間となりました。
講演会後には、吉田さんも加わってグループワークを開催。皆さんで、官民連携で挑戦したいプロジェクトや、課題となるボトルネックについて活発に意見交換を行いました。
▼第一回講座を通じて、以下のような学びの声をいただきました。
- ︎受注発注の関係だけでなく、官民が一緒になって課題解決に取り組む重要性
- 官民の垣根を超えた相互理解によって、課題に対する最適解を見出すこと
- 「官民連携」からさらに一歩進めた「官民共創」の視点
2025年6月5日 UNLOCK きい PROJECT 2025 キックオフ説明会
基調講演では、官民連携・共助型まちづくりのトップランナーとして全国的に活躍されている古田秘馬さんをお招きし、香川県三豊市での事例を中心に、地域を巻き込む仕掛けづくりや地域資源の活用方法、さらには持続可能な事業運営に欠かせない資金調達の手法についてご講演いただきました。

運営受託先
株式会社MISO SOUP(担当:緒方)
E-Mail:6tsuku@misosoup.co.jp
本事業は企業版ふるさと納税により応援いただいています
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お問い合わせ先
〒640‐8585
和歌山市小松原通一丁目1番地
和歌山県商工観光労働部 企業振興課 経営支援班
TEL:073-441-2760 FAX:073-424-1199






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