令和7年度骨髄バンク推進月間の実施について
1 趣旨
骨髄移植及び末梢血幹細胞移植(以下「骨髄移植等」という。)は、白血病等の血液疾患に対する有効な治療法であり、移植は、骨髄や末梢血幹細胞を提供していただける希望者(以下「ドナー」という。)の善意があって初めて成り立つものです。
移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律に基づき、骨髄移植等の推進を図るための骨髄バンク事業が実施されているところですが、近年、ドナー登録者数は、増加傾向にあるものの、最も多い年齢層は 40 代となっており、依然として 10 代から 20 代の若年層のドナー登録者数は少なく、今後、ドナー登録者数の減少が危惧されています。
また、ドナー候補者として選ばれても、ドナーの都合がつかない、ドナーに連絡がとれない、ドナーの家族の同意が得られない等の理由により、骨髄、末梢血幹細胞の提供につながらない事例が相当数存在しています。
そこで、本事業の進展のためには、骨髄移植等に対する国民の理解を深め、 善意のドナーの登録を促進するとともに、ドナーが骨髄等を提供しやすい環境をつくることで、一人でも多くの患者が円滑かつ適切に骨髄移植等を受けることができるようにすることが緊要です。
国及び地方公共団体は、教育活動、広報活動等を通じて、移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する国民の理解を深めるよう必要な施策を講ずるものとされています。
このため、10 月を「骨髄バンク推進月間(以下「月間」という。)」と定め、 広く国民に対して骨髄移植等に対する深い関心と理解を得るとともに、一人でも多くの国民がドナー登録につながるよう、期間中、骨髄等移植対策の推進のための広報・啓発活動など種々の取組を集中的に実施いたします。
2 実施期間
令和7年10月1日(水)から同月31日(金)までの1か月間
3 主催(予定)
厚生労働省、都道府県、保健所設置市、特別区及び公益財団法人日本骨髄バ ンク (外部リンク)
4 実施内容
ドナーが骨髄等を提供しやすい環境づくりを推進するため、白血病等の血液疾患に対する有効な治療法である骨髄移植等について、国民の関心と理解を深めるための普及啓発を図ります。
骨髄バンク事業における善意の意義と当該事業の役割について普及啓発を図るとともに、一人でも多くの国民(特に若年層)がドナー登録につながるよう、ドナー登録への理解と協力を呼び掛けます。
骨髄バンクへの登録方法について(和歌山県ホームページ)
関連リンク
公益財団法人日本骨髄バンクホームページ(外部リンク)