薬物依存症専門外来
令和4年9月1日(木)から、薬物依存症専門外来を始めます。
安心して治療を受けていただくために
1.当センターでは医療機関としての守秘義務を遵守いたします。
2.相談や診療で話された内容が、ご本人の同意なく、当センターの外に漏れることはありませんので、安心してご相談ください。
3.一人で苦しまないことが重要です。まずはご相談ください。
受診のご案内
『大麻、覚せい剤、危険ドラッグ、有機溶剤(シンナー等)などの規制薬物や処方薬、市販薬などの使用を「やめたい」と考えている方』あるいは『自分自身ではまだ迷いがあるが、周囲からは「やめた方がよい」と言われている方』など、薬物使用に関することでお困りの方を対象としています。
※初診は完全予約制です。
※家族のみの相談もお受けしております。
受診をご希望の方は、医療相談・連携室(Tel 0737-52-3221)にご連絡ください。
診療時間
・初診(完全予約制)
原則、平日の午後となります。
予診(聞き取り)を行った後、診察となります。
・再診
木曜日の午後もしくは担当医の外来診察日となります。
薬物依存症とは
大麻、覚せい剤、危険ドラッグ、有機溶剤(シンナー等)、ガス、処方薬(睡眠薬や安定剤)や市販薬(痛み止め、咳止め)など、本来の目的から逸脱した薬品の乱用を繰り返した結果、「依存」が生じ、自分の意思で薬物使用をコントロールできない状態になっていることをいいます。
「本人の意思」や「性格」は関係なく、誰でもなる可能性があります。
やめたくても、簡単にはやめられない、薬物依存症は脳の病気です。
特徴的な症状や問題について
◇精神症状◇
・イライラ ・不眠 ・不安 ・幻覚 ・妄想 ・フラッシュバック など
◇身体的な問題◇
・脳神経障害 ・肝臓、呼吸器、心臓などへの影響 など
◇家庭内の問題◇
・家族間での不和、トラブル ・暴力 ・虐待 など
◇社会に関わる問題◇
・仕事や人間関係のトラブル ・失職 ・退学 ・借金 ・孤立
・犯罪など司法に関する問題 など
◇その他◇
・薬物使用中の運転による事故 ・薬物使用時の注射針による感染症のリスク
など
当センターにおける治療の流れ
(1)本人もしくは家族等からの相談
※家族のみの相談もお受けしております
(2)予診(聞き取り)・初診・診断
(3)治療プログラム等への参加(本人用・家族用)
(4)継続的な診療
薬物のない人生を送っていくために役立つ知識や方法を、個別またはグループで話し合いながら考えていきます。
薬物依存症回復プログラム
個別・集団治療プログラム(全24回程度)
原則、SMARPP-24(物質使用障害治療プログラム)を使用します。
治療開始時に各自1冊ずつ購入いただきます。(テキスト代2,400円+税)
詳しくは、薬物依存症に関するリーフレットをご覧ください
問い合わせ先
お困りのことがあれば、まずは医療相談・連携室にご連絡ください
電 話:0737-52-3221(代表)
受付時間:平日9時から16時まで