熱中症を防ぐ、エアコンのかしこい使い方

今年の夏も暑くなることが予想されます。

そこで、熱中症への備えがより重要になってきます。

節電を意識しすぎて健康を害することがないよう、適切なエアコン使用が必要です。

熱中症を予防しつつ、節電にも配慮しながら、エアコンを効果的に使う方法をまとめました。

　扇風機で風通しを良くしたり、除湿を行うと効果的です。

和歌山県の「暑さ指数（WBGT）」の推計値を確認できますので定期的に見てみましょう。
「暑さ指数（WBGT）」とは、気温、湿度、輻射熱によって算出される熱中症予防のための指標です。

家の中で、エアコンを使う部屋を決めましょう
居間やリビングなどエアコンを使う部屋を家のなかで一つ決めて、そこに家族が集まりましょう。
部屋ごとにエアコンを使うよりずっと節電になります。
部屋には「カーテン」プラス窓の外には「すだれ」や「よしず」
熱中症は、輻射熱（日差しの強さ）にも注意をする必要があります。
部屋の窓にカーテンをつければ、直射日光を防げます。
また、カーテンは部屋の温度を上げないようにすることもできます。
ただし、室内のカーテンは、窓との間に太陽の熱をためてしまいますので、カーテンに加えて、窓の外にすだれやよしずなどを設置すればさらに効果的です。

エアコンは団扇や扇風機とあわせて使うと体感温度が下がり、涼しく感じられます。

また、冷気を部屋全体に行き渡らせることができ、エアコンの節電にもなります。

室外機の対策も必要です。

室外機の周りに物を置かない、風通しを良くする、よしずを設置して日陰にするなど工夫をしましょう

氷枕など「冷感グッズ」を使ってみましょう
寝苦しい夜は、氷枕や保冷ジェル、冷感シーツや冷感敷きパッドなど、冷感グッズを使用することも効果的です。
冷やしすぎないよう、タオルを重ねて温度の調節をしましょう。
衣服にも注意しましょう
吸湿性があり、速乾性のある通気性のよい衣服を着用するなど、普段過ごす際の衣服にも注意してみましょう。
最近は、冷感生地の衣服も市販されていますので、活用してみるのも一つの方法です。

常に水をそばに置いて、のどの渇きを感じる前に、こまめに水分をとるように心がけましょう。

入浴前後や就寝前、起床時にも水分補給をしましょう。
乳幼児や高齢者には、周囲の人が目配りし、水分をとるよう促しましょう。