旧優生保護法に関連した資料等の保管状況等調査結果
掲載日:平成30年7月2日
厚生労働省から照会のあった本調査について、本県の調査結果は次のとおりです。
1 旧優生保護法において、作成・提出等が定められている資料と同内容の資料の保有状況
「優生手術台帳」1冊(昭和24年~昭和60年(ただし、申請のない年もある。))
2 優生手術の申請、審査、手術実施の各段階における件数
・申請件数193件の内訳は、男24件、女157件、不明12件で、第4条に基づく申請が179件、第12条に基づく申請が14件でした。
なお、審査の結果、手術を行うことが「適当(適)」と認められたのは165件、「不適当(否)」となったものが2件、いずれの記載もないものが26件でした。
・手術実施日の記載があるのは127件、手術未実施の記載のあるのは9件であり、55件については、いずれの記載もありませんでした。
・第3条関係で確認できた資料はありませんでした。
(※詳細は別紙のとおり)
3 その他の統計資料等(※情報公開コーナー・文書館に保管)
・「衛生統計年報」昭和24年(和歌山縣の衛生統計)、昭和38年~47年
・「事業概要(健康対策課)」昭和58年~61年、平成元年~6年、平成8年、平成9年
調査の概要
(1)調査目的
旧優生保護法第3条(第1項第4号及び第5号を除く。)、第4条、第12条に基づき実施された優生手術にかかる資料や記録の現時点での県等の保有状況を把握するため
(2)調査対象
旧優生保護法が施行されていた昭和23年から平成8年までの都道府県等における行政機関(本庁、公文書館、保健所等)が保有する資料や記録等
(3)調査事項
1.旧優生保護法において、作成・提出等が定められている資料及びそれらと同内容が記載されているその他の資料
2.上記資料から把握できる優生手術の申請、審査、手術実施の各段階における件数
3.その他、優生手術に関係する情報が含まれている統計資料や説明資料、記録等